2021年5月12日8:37
NTTドコモと三菱UFJ銀行は、新たなデジタル金融サービスの提供に係る業務提携契約を2021年5月11日に締結した。同提携を通じ、昨今の生活様式の変化に伴い、従来以上に多様化する利用者のニーズに対応した、新しい金融サービスの創出と利用者への新たな価値の提供を目指すという。
具体的にはドコモが有する会員基盤やさまざまなデジタル販売チャネルと三菱UFJ銀行が提供する金融サービスを組み合わせることで、両社の利用者に対し、取引状況に応じてdポイントが付与される新たなデジタル口座サービスを提供するほか、データを活用した新事業や新サービスの企画・開発などを目的とした合弁会社の設立を今後検討していく。また、両社による独自の住宅ローンの開発や資産運用サービスでの協働など、金融サービスの各領域における協働事業も今後検討していくそうだ。
dポイントがたまる新たなデジタル口座サービスの提供では、三菱UFJ銀行が提供するバンキング機能を活用したドコモユーザ向け口座サービスを共同開発し、2022年中の提供開始を予定している。また、①新たな金融サービスの企画・開発とデータの利活用を目的とした合弁会社の設立の検討(2021年度中を目途に共同出資にて合弁会社を設立することを検討)、②三菱UFJ銀行の銀行口座とのd払い、ドコモ口座へのチャージ(入金)連携の検討、③2021年度上期を目途に三菱UFJ銀行の銀行口座とのチャージ連携の実施を予定、しているという。その他、ドコモユーザ向け住宅ローンなど、共同による新たな金融サービスを企画・検討していく。
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ペイメントナビ編集部
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