2021年5月26日20:33
ギフティは、地域活性化プラットフォーム「Welcome ! STAMP」を、 岡山県英田郡西粟倉村が実施する「あわくらポイントサービス事業」に提供し、自治体ポイントを電子およびプラスチックカードで運用するハイブリッド型の基盤として、また、ポイントの交換商品となるe街ギフトの運用基盤として導入した。「Welcome ! STAMP」を地域経済還流型の施策である自治体ポイントの運用基盤として提供するのは、国内初のケースとなる。
西粟倉村は、健康づくり、子育て、安全で環境に優しい村づくりなどさまざまな行事への参加促進や地域経済の活性化を目的とし、2021年6月より、西粟倉村独自の自治体ポイントである「あわくらポイント」の付与を開始される。「あわくらポイント」は、夏祭りやスポーツイベントなど村が主催するイベントへの参加や、各種ボランティア活動への参加、行政手続きの完了時に付与されるポイントだ。「あわくらポイント」は、電子またはプラスチックのカードとして付与され、ポイントが貯まると、西粟倉村内の小売、飲食、サービス業等の30店舗(2021年4月末時点)の加盟店での利用や応援したい地域活動への寄付が可能な100円・500円・1000円分の「あわくらポイントギフト券」と交換することができる(プラスチックカードは500円1種類のみの発行)。「あわくらポイントギフト券」は、電子と紙で運用され、ポイントを電子で貯めた人には、電子版の「あわくらポイントギフト券」を、プラスチックカードで貯めた方には、「あわくらポイントギフト券」を紙券として配布する。 e街ギフトの活用により、西粟倉村が発行したポイントを同村内で消費可能な「あわくらポイントギフト券」に交換する地域経済還流型の自治体ポイント事業を実現する。なお、西粟倉村は、2021年4月に、「にしあわくら地域商品券」の運用基盤として、ギフティが提供する「e街ギフト」を採用されており、電子版の「あわくらポイントギフト券」の運用については、 加盟店およびギフト券を決済する電子スタンプ「giftee STAMP」をはじめ同運用基盤をリユースし、店舗のオペレーションおよび事業コストの最小化を実現するサスティナブルな取り組みとして展開されている。
電子版の「あわくらポイント」は、 メールアドレスとパスワードを登録し利用者画面にアクセスすることで、 利用者画面上からポイントを蓄積、電子版の「あわくらポイントギフト券」に交換が可能だ。交換した電子版の「あわくらポイントギフト券」は、1円単位から利用可能なバリアブル型として提供している。また、プラスチックカードの「あわくらポイント」は、西粟倉村役場で申請しQRコードが印字されたプラスチックのカードを受け取りポイントを蓄積する。ポイント蓄積後、プラスチックのカードを役場に持参すると、ポイント数に応じ紙の「あわくらポイントギフト券」と引き換えることが可能だ。なお、ポイントの付与は、イベント参加者のオンライン上の利用者画面、プラスチックカードに印刷されているQRコードを読み込むことで完了する。また、各QRコードには、利用者のIDが紐づけられているため、ポイント付与の実績等も専用の管理画面に自動で反映される。さらに、 加盟店および寄付の受け付け先での、電子版「あわくらポイントギフト券」の決済もでき、 利用者がスマートフォンに表示したギフト券面に、あらかじめ加盟店等の受け付け側に配布された「giftee STAMP」を押印し決済ボタンを押すことで、決済は完了する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト