2021年6月16日10:06
ルミーズは、自動精算機・自動販売機向けにクレジットカード・電子マネー・コード決済など全てのキャッシュレス決済機能を持つ組込型マルチ決済端末「salo-01」を提供してきたが、このほどアドバンスシステムが新たに取り扱う医療向け自動精算機システム「AMself」のキャッシュレス決済端末として採用されたと発表した。これにより、従来の会計窓口における支払い方法に加え、クレジットカード・電子マネー・コード決済を搭載した自動精算機によるセルフ会計が可能になるため、患者にとっては決済手段の選択肢が増え、支払いがスピーディに完結することで、利便性の向上につながるとしている。また、会計スタッフと患者の濃厚接触を避けることで、安心・安全な会計システムの実現が可能になるそうだ。
日医標準レセプトシステムORCAに連動したパソコンPOSレジシステム「qpPOS」を展開するアドバンスシステムは、POSレジと自動精算機のセット運用で構成する自動精算機システム「AMself」の取り扱いを新たに開始した。「qpPOS」は、ORCA導入済みの医療機関において約30以上の導入実績があるが、患者様向けの自動精算機とスタッフ様向けのPOSレジのセット運用により、会計のセルフ化と効率化が期待されている。自動精算機にはオプション仕様として「salo-01」を搭載することで、クレジットカード・電子マネー・コード決済に対応した。「salo-01」の搭載にあたっては、自動精算機への導入しやすさが評価され、スムーズな連携が実現したという。
なお、「salo-01」は、クレジットカード・電子マネー・コード決済をオールインワンで提供する組込型マルチ決済端末だ。さまざまな自動精算機や自動販売機に組込むことができる。“クレジットカード・セキュリティガイドライン”における「外回り方式」によってカード情報の非保持化が実現できるほか、完全な無人環境でも安全に運用できるさまざまな機能を搭載したキャッシュレス決済端末となる。特に「タッチ決済(非接触IC決済)」に対応しており、タッチ決済対応マークの記載されたクレジットカードであれば、カードを挿入する必要がなく、タッチするだけで支払いが完了する。