2022年9月14日10:00
ルミーズは、自動精算機・自動販売機向けにクレジットカード・電子マネー・コード決済などのキャッシュレス決済機能を持つ組込型マルチ決済端末「salo-01」を提供しているが、このほどパナソニック産機システムズが展開する「セルフレジ決済型冷凍・冷蔵スマートショーケース(仮称)」のキャッシュレス決済端末として採用されたと発表した。
パナソニック製「セルフレジ決済型冷凍・冷蔵スマートショーケース(仮称)」は、ショーケースにセルフレジユニットを併設した構造で、「salo-01」はセルフレジユニットに搭載されている。セルフレジとショーケース扉の開閉状況がシステム連動することで、扉の閉め忘れや意図しない時間の販売を防止し、食品の無人販売を実現している。昨年より実証実験を進めており、駅ビル内店舗のパンやスイーツ、弁当などの食品を営業時間外でもキャッシュレス購入できる無人販売サービスを検証してきた。同実証実験は、営業時間外の利用者の需要を取り込むことに加え、売れ残りで生じる食品ロスの削減が見込めるそうだ。
「salo-01」採用にあたっては、無人環境下での利用が可能な決済端末であることに加え、ユーザーニーズに応じた決済手段に対応できる「マルチ決済機能」が評価された。首都圏駅ビルでスタートした実証実験は、関西圏の鉄道駅へと広がりを見せており、今後も実証実験エリアの拡大が期待されている。
なお、「salo-01」は、クレジットカード・電子マネー・コード決済をオールインワンで提供する組込型マルチ決済端末だ。上位機器への組込みに特化しており、さまざまな自動精算機や無人販売機、セルフレジなどと連携することが可能だ。完全な無人環境での利用や非接触決済など、近年需要が伸びている機能を網羅しており、さまざまな業界のベンダーと接続実績を拡大しているとした。
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ペイメントナビ編集部
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