2021年9月16日18:56
三井住友カードとコンカーは、2020年9月に、営業推進や協働商品の開発を軸とする戦略的業務提携を発表した。今回、この戦略的業務提携の一環として、ガバナンス強化型経理BPOサービスの提供を開始する。
従業員のコーポレートカード運用において、経費として認められない利用分を、企業に代わり三井住友カードが従業員に対して直接請求を行うBPOサービスだ。同サービスにより、経費として認められないものに関する企業と従業員間での精算業務が不要となり、営業部門や経理部門をはじめとする従業員の生産性向上・業務効率化・ガバナンスの強化につながるという。なお、同サービスは会社経費にのみ利用することができ、従業員の私用目的のために利用することはできない。
対象は、Concur Expense Pro契約ユーザーであり、かつ三井住友カードのコーポレートカードを利用いただいている法人となる。Mastercardブランドのコーポレートカード利用、かつMastercardが提供するCDF(Common Data Format)を通じてConcur Expense へデータ連携した場合のみ可能となる。今後Visaブランドにおいても本サービスを提供開始予定だ。
また、三井住友カードが提供するVJタクシーチケットを利用した場合のタクシー乗降地情報を新たにConcur Expenseへデータ連携する。従業員の手入力が介在しないデータの連携により、「ガバナンス強化型経理BPOサービス」と合わせ、企業のガバナンス強化を支援する。なお、タクシーチケット使用時の「タクシー乗降地情報」のデータ連携は国内初となり、経費精算時の入力項目の削減を実現するそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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