法人カード展開で海外投資家等から約38億円の資金調達を実施(UPSIDER)

2021年10月12日20:12

法人カードを提供するUPSIDERは、2021年3月のシリーズBのエクステンションラウンドを実施し、 シリーズB合計で約38億円を調達したと発表した。新たにWiLをリード投資家に迎え、海外投資家のGreenoaks Capitalおよび既存投資家であるGlobal Brainを第三者割当増資の引受先としている。併せて、三菱UFJ銀行等からの追加融資枠も確保した。

企業向け法人カード(UPSIDER)

UPSIDERは、これまで成長投資に見合う利用限度額を得られなかった企業に対して、後払い・前払いで柔軟な限度額を提供している。さらに、一定以上の規模の企業にとって、支出管理の厳格化、タイムリーな月次決算などのガバナンス強化は重要な課題となる。 UPSIDERの法人カードを利用すると、効率的な支出管理やガバナンスに欠かせない機能提供と、会計SaaSなどの周辺サービスとの連携により、会計処理や支払い管理などの財務や業務の課題を包括的に解決できるようになるという。

同社の2020年9月から1年間で決済規模は15倍強に成長し、2021年3月の資金調達以降も月次30%以上の高い成長率と、解約率0.5%以下の高い利用率を維持している。この水準は世界的に見ても高く、海外投資家であるGreenoaksが参画する大きな理由となったそうだ。

今回調達した資金は、利用企業へのポイント還元を含むマーケティング費用およびグローバル展開も含めた人材採用や、カード機能のさらなる開発に投資する予定だ。これにより法人カードのニュー・スタンダードとなることで、2023年までに月間数百億円規模の決済額になることを目指すという。

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ペイメントナビ編集部

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