2021年10月29日8:00
ポケットカードは、自社発行のクレジットカード「P-oneカード」のデザインの刷新を2021 年8月4日から開始した。デザイン刷新の背景について、ポケットカードに話を聞いた。
記事のポイント!
①ECサービスと連携した提携カードの入会が伸びる
②「P-oneカード」はニュートラルなデザインとカラーを意識
③時世の流れに沿ってVisaブランドからカードのデザインを変更
④「DMMカード」5券種はJCBブランドのリップルマーク、カード情報を裏面に記載
⑤カード番号裏面化のメリットは?
⑥「ファミマTカード」がJCBコンタクトレスに対応
⑦「ポケットカード会員専用アプリ」が好評
⑧デジタルカード等の研究も進める意向
⑨暮らしに密着して、利用者の満足度を高める
カード番号裏面化、そしてナンバーレスカードは業界のスタンダードに
「P-oneカード」はVisaから発行を開始
ポケットカードの会員数は約500万会員。主力となるプロパーカードの「P-oneカード」やファミリーマートとの提携カード「ファミマTカード」に加え、直近ではDMM.comの「DMM カード」やZOZOの「ZOZOCARD」といったECサービスと連携した提携カードの入会が直近ではコロナ禍も後押しして伸びている。
Visaブランドのデザインを刷新した「P-oneカード」の券面デザインは、ポケットカードの「P」をモチーフに配したシンプルなデザインを採用。カード情報(カード番号、氏名、有効期限、セキュリティコード)を裏面に記載することで、店舗での決済時等に周囲から盗み見されるリスクを低減し、より安心・安全に利用してもらうことを目指している。また、利用シーンを選ばないニュートラルなデザインとカラーを意識したそうだ。
カード番号裏面化採用の理由として、ポケットカードは「業界のスタンダードになりつつあった」ことを挙げた。また、同社では、以前は他社のBINを貸与してもらうことでVisaブランドのカードを発行していたが、2020年4月に新たなVisaライセンスを取得し、2021年5月11日より、新ライセンスでのカード発行を開始している。その流れで、時世の流れに沿って、カードのデザインを変更し、カード番号裏面化の発行に至った。自社でのカード発行により、機動的に戦略を立てることが可能になったことも大きい。
新デザインのカードには、今後さらなる普及が期待される「Visa のタッチ決済」を搭載している。かざすだけで支払いが可能なことにより、カード利用時のサイン・暗証番号入力が不要だ。
「DMM カード」は表面の高い意匠性を実現
「ファミマTカード」がJCBコンタクトレスに対応
今後、「P-oneカード」では、適切なタイミングで他のブランドも新しいデザインに切り替える予定だ。
また、DMM.comとの提携カード「DMM カード」の新たなライナップとして、DMM GAMES の人気5タイトルとコラボレーションしたデザインカードの申込受付を2021年8月30日より順次行っている。今回は、DMM.com の意向により、JCBブランドのクレジットカードとしては日本初の取り組みとして、JCBブランドロゴ、JCBコンタクトレス(タッチ決済)に対応していることを表すリップルマーク、カード情報を裏面に記載した。これにより、ゲームのキャラクターをカード表面に意匠性を損なわずにデザインすることが可能となった。
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