2022年3月8日20:59
大阪府藤井寺市と凸版印刷は、観光音声ガイドとデジタル版商品券を組み合わせた市内周遊の実証事業「藤井寺市古墳謎めぐり」を2022年3月11日に提供開始すると発表した。
同実証には、観光音声ガイドアプリ&謎解き冊子「藤井寺市古墳謎めぐり~キオクのゆくえ~」のセットを購入することで参加可能だ。観光音声ガイドアプリ「Pokke」から市内の店舗で使用できるデジタル版商品券の抽選に参加することができるという。どの店舗で商品券が使用されたかをデータ分析することで、実際の観光周遊経路などを検証する。また謎解き冊子は、実際に古市古墳群をめぐる体験型の謎解きゲームになっており、ガイドを聴きながら謎を解く新しい観光体験を楽しむことができるとしている。
藤井寺市と凸版印刷は観光振興に関する連携協定を2021年12月7日に締結しており、その一環であると同時に、大阪スマートシティパートナーズフォーラムのプロジェクトの1つとして、同事業を実施することになった。
藤井寺市は世界遺産に登録された古市古墳群をはじめとして、神社仏閣や国宝などの歴史遺産を有しており、それらは歴史的に深いつながりがあることから、まち全体を1つのストーリーとして楽しむことができるという特色があるそうだ。
このような中で藤井寺市と凸版印刷は、凸版印刷の有する電子クーポンのノウハウを活用し、藤井寺市の観光スポットの歴史的背景や、見栄えだけではない古墳の本当の魅力を、さらに楽しく知ることができる実証実験を実施する。市内の飲食店で使用できるデジタル商品券と、MEBUKU社の観光音声ガイドアプリ「Pokke」による音声ガイドを組み合わせ、どの店で商品券を使用したかデータ分析することで、実際の観光周遊経路などを検証する。さらに、観光音声ガイドを聞きながら、古墳を題材とした謎解き企画も併せて実施するそうだ。