2022年3月18日7:00
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とクラウドキャストは、エムティーアイ に「SmartGo Staple」を提供し、全社的な経費精算業務の効率化とさらなるテレワークの推進によるDX実現を支援したと発表した。
エムティーアイは、新型コロナウイルス感染症拡大に対応するためいち早くテレワークを導入したが、経費精算業務においては紙面による領収書の原本提出やスキャン作業が必要であり、テレワークの阻害要因となっていたそうだ。また、経費申請データの確認作業や立替払い処理、交通費申請などの業務も従来から負担となっており、700人を超える従業員が本来の業務により集中するための業務プロセス改革が求められていた。
一方、社内各部門でもさまざまな改善を検討していたものの、既存のシステムを前提に個別最適化された業務が残っており、全体最適の観点で業務プロセスを大幅に変えることが難しい状況にあったそうだ。
このような課題を解決し、経費精算業務プロセスを根本的に改革するため、キャッシュレス化とペーパーレス化の実現による業務の効率化やテレワーク推進による働き方改革を推進可能な「SmartGo Staple」が採用された。
「SmartGo Staple」は、「モバイルSuica」と、国内初の法人プリペイドカード一体型ペイメント管理サービス「Staple」が一体となった経費・交通費精算DXサービスとなるそうだ。
導入の効果として、エムティーアイの経理部では領収書のスキャン作業を100%削減することに成功した。また、紙の業務も9割削減しペーパーレス化を達成した。立替が無くなったことにより、従業員への振り込みの業務負荷や振込手数料の削減も達成した。
さらに、移動が多い従業員は、経路を調べて入力する作業や申請などに週に1回30分程度、月2時間程度かけて実施していたが、モバイルSuicaとの連携により利用経路が自動入力されることで、経費申請が月に1回40分程度になり、約7割削減することができたそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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