2022年4月7日15:27
MS&AD インシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険とFinatextは、これまで個人向け保険が中心だったWeb完結型のデジタル募集基盤をベースに、新たに法人向けに特化した基盤を共同開発し、2022年4月に第一弾商品「ミニサイバー費用保険」を多くの顧客基盤を持つ事業者(プラットフォーマー)向けに提供開始した。両社は同協業を通じて、今後も新たな法人向けWeb募集商品を開発していくという。
Finatextは、保険の基幹システムをSaaS化したサービスであるInspireを提供している。 Inspireを活用することで、利用者に合わせて保険商品を柔軟にカスタマイズできるシステムを構築することが可能だという。
両社は、 個人向けデジタル募集基盤をベースに、 法人が対象であっても保険加入ができ、 開発コスト・期間を大幅に圧縮できる募集基盤を共同開発することにした。
法人向けデジタル募集基盤は、PCやスマートフォンを使い、 企業名、 住所、 売上高など基本情報を入力するだけで、保険料見積から保険申込・決済までWeb上で完結できる募集システムとなる。共同開発した法人向け保険の募集基盤を用い、法人向け保険のWeb完結型募集を実現する。
従来、 対面や郵送などで手続きを行っていた法人向け保険の加入が、 時間や場所を問わずいつでも可能になる。同基盤を活用することで、従来、企画構想から発売まで約2年近く掛かっていた商品開発期間が大幅に短縮され、最短1カ月程度で発売することが可能となり、 従来の商品開発から販売までのリードタイムは75%短縮するそうだ。
法人向けWeb完結型商品の第一弾として、サイバー攻撃によって企業が負担した原因調査費用や外部コンサルティング費用など、企業のブランドイメージ回復に資する費用を最大300万円まで補償するミニサイバー費用保険(ブランドイメージ費用・利益保険(サイバー攻撃対応用))を2022年4月から多くの顧客基盤を持つ事業者(プラットフォーマー)向けにWeb加入限定で発売する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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