ドバイ万博が行われたUAEを訪問 タッチ決済の浸透を実感し、決済等のイノベーションも進む

2022年5月13日8:00

2022年3月末にUAE・ドバイを訪れた。筆者は新型コロナウィルスのワクチンを3回摂取していたため、国内でのPCR検査などを受けることなくドバイに入国できた。帰国時は、日本への入国72時間前までにドバイでPCR検査が求められたが、陰性だった。さらに、日本に帰国後の空港での検査も陰性だったため、自宅や特定箇所での隔離は必要なかった。コロナ禍の中、飛行機は空席が目立ったが、徐々に航空利用者は増えていたようだ。

ドバイ万博(EXPO 2020 Dubai)。会場入り口のドーム型の「Al Wasle Plaza(アルワスルプラザ)」。カラフルな映像を映し出していた

ドバイでは、電車や街中などではマスクをする人が多くみられた。人が多く集まる観光施設では新型コロナウィルスの陰性証明やPCR検査の結果を確認する場面もあった。例えば、日本馬が5勝するなど大活躍した競馬の「2022ドバイワールドカップデー」では、入場時に新型コロナウィルスの陰性証明の確認があった。また、アブダビの「ルーヴル・アブダビ(louvre abu dhabi)」ではPCR検査の陰性証明を求められた。

ドバイワールドカップの入場チケットは国際ブランドカードで事前に購入し、電子チケットで入場できる。近年、国際的に活躍する日本馬は多く出走したが、コロナ禍で日本人の観客はほとんどおらず、スタンドではマスクを外してレースを楽しむ人も見受けられた
アブダビの「ルーヴル・アブダビ」では無人決済機でチケットが購入できた

キャッシュレス決済では、EMVコンタクトレス(タッチ決済)の普及が加速している印象を受けた。筆者はドバイに何度か訪問しているが、最初に訪問した2016年の時点では中東のUAEやサウジアラビアのイシュア(カード発行会社)で徐々にEMVのデュアルインターフェースカードの発行が始まっている状態だった。

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