2010年9月29日9:00
クレジットカードからデビットカード、プリペイドカードとカード種別が増えるにつれ、カードのトランザクションも増加。加盟店開拓会社(アクワイアラー)は、好調を維持している。
そんななか、米国のアクワイアラー地図が塗り変わろうとしている。取扱件数で全米第3位のフィフスサード(Fifth Third Processing Solutions, LLC: FTP)は、中小加盟店向けプロセッシング大手のナショナルプロセッシング(National Processing Company: NPC)を買収する。
ISOと呼ばれる加盟店開拓代理会社や銀行仲介会社向けに、NPCの先進的なペイメントソリューションを提供。中小加盟店(SME: Small and Medium Enterprise)獲得に注力する狙いだ。
グローサリーストアや専門店、レストラン、ドラッグストアなどのSME市場は急成長分野で、先進的なプロセッシングサービスを求めている。
FTPはNPC買収で、加盟店数が42万件、年間取扱高は3,440億ドル(約30兆円)になる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。