2022年6月24日15:30
住友生命保険相互会社の100%子会社であるシーエスエス(CSS)と、GMOあおぞらネット銀行は、両社による一体的な金融サービスの提供を推進することを目的とした覚書を締結した。
電子マネーの普及によるキャッシュレス化の進展に加え、後払い式決済手段(BNPL)の増加、新たな決済代行サービスの台頭など、BtoCのみならずBtoBの決済領域を取り巻く環境は大きく変化している。CSSとGMOあおぞらネット銀行は、CSSの親会社である住友生命の保険料支払いにおいて、GMOあおぞらネット銀行での口座振替の利用を皮切りに、2021年より両社の強みを生かした新たな金融サービスの開発・提供を目的に検討を重ねてきた。
このほど銀行口座の開設から口座振替までの手続きを行えるインターフェイスの提供や、「組込型金融」を活用した決済手段の拡充など、エンドユーザーの利便性向上につながる新たなサービスの検討・協業開始にあたり、両社での覚書締結に至った。
検討中のサービスとして、銀行口座開設から口座振替設定までをシームレスに操作できるインターフェイスの提供が挙げられる。法人・個人のお客さまの口座開設申込や口座振替に係る作業負担軽減につなげていく。また、CSSが提供するサービスプラットフォーム「TREE PAYMENT」に、GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)を組み込むことで、新たに銀行振込での決済機能を追加するという。さらに、これまで収納代行会社から毎月27日払いなどと指定されていた口座振替代金の引落日を、GMOあおぞらネット銀行が一時立替払いを行うことで、団体(法人)が希望する日に柔軟に設定できるスキームの構築を両社で行う。
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ペイメントナビ編集部
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