2022年7月26日21:33
デジタルガレージ(DG)、DGのグループ会社のカカクコムおよび東芝テックの3社は、カカクコムの運営する「食べログオーダー」を戦略的に支援する基本合意書を締結したと発表した。
DGの子会社で、決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーはさまざまな決済手段を提供しており、昨年度ベースで年間決済取扱高は約3.6兆円、決済取扱件数は約7.2億件、加盟店数70万店以上の規模に拡大している。カカクコムは、掲載店舗数約83万店、月間利用者数約8,763万人のレストラン検索・予約サイト「食べログ」を運営している。また、店内モバイルオーダーサービス「食べログオーダー」を展開している。大手POSベンダーの東芝テックは、開発を推進するグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を基軸としたデータソリューションの創出に注力している。今回、3社の持つ特長と、これまで培ってきたノウハウを連携させ、飲食・小売業界のDX推進を支援するそうだ。
今回開発するシステムは、東芝テックやJCB社の協力の下、フードデリバリーなどの複数のオンライン注文サービスを一元管理する「Pangaea Delivery」のPoCを通して、開発した機能をベースにしている。また、DGFTの75の決済手段を統合した決済プラットフォームを食べログオーダーに接続開始することで、消費者ニーズに応えたさまざまな決済手段に対応し、かつ個店ベースでのデータ活用に向け、最適化したソリューションを実現していくそうだ。
DGは小売店・飲食店向けの周辺サービスをPOSシステムに接続可能なツール群(SDK)を開発し、東芝テックと協力して外部アプリケーション(EC/勤怠/給与/発注/在庫/データ分析等)開発事業者向けに提供する。第一弾として、カカクコムに、「食べログオーダー」とPOSシステムを接続するために同SDKを提供する。今後、さまざまな外部アプリケーションとの接続をしていくだけでなく、飲食セクターをはじめ、医療、宿泊、卸・小売、運輸等さまざまなセクターに対しても展開を予定している。
また、2021年12月に締結したDGと東芝テックの資本業務提携契約に基づき、総合決済サービス「VeriTrans4G」と東芝テックのPOSシステムを有機的に接続し、「Hybrid Pay」(飲食業界向けOMO)をスタートする。
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ペイメントナビ編集部
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