ペイトナー、最短10分で報酬を受け取るファクタリングやビジネスカードでフリーランス支援

2022年9月9日8:30

ペイトナーは、2019年9月から、フリーランスなどに向けてオンライン型ファクタリングサービス「ペイトナーファクタリング」を提供している。2022年8月にはライフカードと提携し、ビジネスカード「Paytner Card(ペイトナーカード)」をリリースした。2022年9月には請求書の管理、振込まですべて自動化する「ペイトナー 請求書」を本格展開する予定で、スタートアップのお金や請求管理の課題を解決するサービスの提供を目指している。

ペイトナー 代表取締役社長 阪井優氏

記事のポイント!
①前職での経験からフリーランスの資金繰りの課題を目指す
②最短10分で審査をして受け取りが可能な「ペイトナーファクタリング」
③確定申告や決算書に依存しないスコアリングモデル開発
④将来は法人に対応したモデル構築も視野に
⑤ライフカードと提携して「Paytner Card」発行開始
⑥ビジネスカードを保有する障壁を下げる
⑦ライフカードとは金融サービスでの連携を模索
⑧「ペイトナー請求書」β版の事前登録実施
⑨データ入力、仕訳、振込までを代行へ
⑩すでに100社以上がβ版を使用
⑪請求書の支払いを遅らせるニーズも
⑫資金調達で事業基盤をさらに強化

前職の経験からフリーランスの資金繰りの課題解決へ
国内最速のファクタリングサービスを自負

ペイトナー 代表取締役社長の阪井優氏は、個人事業主や中小企業の店舗決済やECサイト構築等を支援するhey(10月からSTORES)の出身だ。当時もスタートアップや中小店舗向けにサービスを提供しており、「カード決済自体も支払いサイクルとして売り上げが入金されるまで1~2カ月かかることもありますが、請求書も同様に入金までに時間がかかるため、間に入って立替払いできれば便利になると考えました」と阪井氏は話す。

「ペイトナーファクタリング」、「ペイトナー請求書」、「Paytner Card(ペイトナーカード)」のサービスを提供

同社では、「スモールビジネスにやさしい支払い・請求で新しい挑戦を後押しする」というミッションのもと、2019年9月からオンライン型ファクタリングサービス「ペイトナーファクタリング」を提供している。フリーランスが銀行から借り入れする場合、書類や審査などに時間がかかる。また、カードローンやキャッシングへの抵抗感がある人も多く、短期の借入のニーズが強いことが分かった。

阪井氏は「お金を受け取る時間は国内最速のファクタリングサービスだと思っています。弊社のサービスをお使いいただけると、最短10分で審査をして受け取りが可能です」と強みを述べる。同社によると、利用者のリピート率は7割強を誇り、早さと簡易さで高い顧客満足度(NPS +37.8pt)を獲得しているという。2022年6月には申込件数3万件を突破。現在、約30社のパートナーの協力を得てビジネスに取り組んでいる。

利用者は、PDFもしくは画像データを準備し、取引先へすでに発行した請求書をアップロードする。平日の場合、早ければ最短10分で審査結果をメールで返送可能だ。入金も審査と同時に実施。利用企業には、振込金額及び振込先についての案内をメールやSMSで知らせるため、支払期日前に同社指定の振込口座まで振り込む流れだ。初期費用や月額費用は無料だが、サービス利用料として報酬額の10%を返済するモデルとなる。

ファクタリングのビジネスモデル

「手数料に関しては高いという声もあり、将来的に改善していく余地があると考えています」(阪井氏)。なお、10%が基本だが、割引のクーポンコードを配布するなど、利用拡大に力を入れている。

与信精度の向上に注力
将来は法人に対応したモデル構築も視野に

初回の申請金額は25万円までとなり、申請可能金額は利用実績に応じて返済が完了したタイミングで順次拡大され、最大100万円まで可能だ。現状、フリーランスが9割の利用を占め、残りの1割が法人となる。利用使途として、資材購入、事務所引越し、税金支払い、人件費などに活用されている。

利用の多い業種

与信モデルは、3年間にわたり自社で蓄積した膨大なデータをもとに、確定申告や決算書に依存しないスコアリングモデルを開発している。統計学的な考えを使ったルールベースに基づく与信判断は、メンバーの中にデータサイエンティストを有している。サービスがスケールするにつれ、不正を働く人も一定数出てくるが、事前に判定できる与信モデルの精度向上に力を入れている。現在はルールベースに加え、目視による確認を行っているが、「将来的には人の目が入らなくても判断できるようにしていきたいです」と阪井氏は意気込みを見せる。

なお、現状はフリーランスに寄せた体制、与信モデルを構築しているが、将来的に法人に対応したモデルができれば与信枠をさらに高めることも検討していきたいとした。

ビジネスカード発行で幅広い資金ニーズに対応
ライフカードとは幅広い連携を模索

2022年7月11日からは、ライフカードと提携し、フリーランスでも発行可能な「Paytner Card(ペイトナーカード)」の募集を開始している(発行開始日は8月1日)。同カードは法人代表やフリーランスの経費精算の効率化、 資金繰り改善支援を目的にしたカードだ。最短4営業日でカード発行できる「ライフカードビジネスライト」の特長を持つほか、ペイトナーファクタリングのユーザーへは、利用手数料が8%になる割引特典を付帯した。

このコンテンツは会員限定(有料)となっております。続きを読むには「Paymentnavi Pro 2022」のお申し込みが必要となります。
詳細はこちらのページからご覧下さい。

すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。

関連記事

ペイメントニュース最新情報

ポータブル決済端末、オールインワン決済端末、スマート決済端末、新しい決済端末3製品をリリースしました(飛天ジャパン)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)
電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)
チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP