2022年9月6日18:00
トヨタファイナンシャルサービス(TFS)は、昨年に続いて愛知県様が実施する「マルチモーダルサービス導入実証事業」を受託し、トヨタファイナンス(TFC)と共同して、名古屋東部丘陵地域を中心にTFSが全国展開するスマートフォン向けマルチモーダルモビリティサービスアプリ「my route(マイルート)」を活用した実証実験を2022年9月15日より開始する。
愛知県は、移動手段の最適化により混雑緩和や環境負荷低減などさまざまな効果が期待できるMaaSについて、ジブリパーク開園により国内外から多くの来訪者が想定される名古屋東部丘陵地域を中心とする地域を対象として、社会実装に向けた取組を2020年度から実施している。
TFSはTFCと共同して、対象地域の商業施設来訪時やイベント開催時のクーポン配信、観光施設等のスポット情報・周遊ルートの提供、街の活性化に向けた移動したくなるきっかけづくり並びに予約・決済サービスの提供などに取り組む。今年度は、アプリ内で購入可能なデジタルチケットのラインアップ拡充、リニモ沿線におけるシェアサイクルのポート設置及び愛・地球博記念公園を目的地とするパーク&ライド実施など、新たな取り組みを予定している。
my routeは、サービス提供エリアを順次拡大しており、現在全国12エリアで展開している。同実証実験の事業終了に伴い一部のサービスは終了となるが、「my route」の基本機能は実証期間以降も愛知県で継続して提供し、さらなるサービス拡充に取り組むという。
また、名古屋鉄道との連携を、地域のさまざまなパートナーとの連携・協業という観点からさらに強化するという。具体的には、同社のエリア版MaaS(Mobility as a Service)アプリ「CentX」と、同社アプリ「my route」におけるデジタルチケットの相互発売を通じて、地域住民や来訪者の円滑かつ効率的な移動と地域活性化に取り組むそうだ。
なお、今回の連携強化には、名鉄グループの名鉄バス・豊橋鉄道・豊鉄バスを含んでいる。また、この連携の一環として、愛知高速交通の「リニモ」のデジタルチケットを、「CentX」と「my route」の双方で10月に同時発売する予定だ。
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ペイメントナビ編集部
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