2022年9月28日8:20
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、「銀行Pay」基盤システムの標準機能として、ことらが2022年10月11日より提供する個人間少額送金「ことら送金サービス」の接続を追加した。
これにより金融機関は、「銀行Pay」基盤システムを活用した独自のスマホ決済サービス(スマホアプリ)と「ことら送金サービス」との接続が可能となり、口座利用者の個人間送金における利便性向上につなげることが可能だ。
個人間少額送金の利便性向上を目的として、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行が出資し設立されたことらが、スマホアプリを使った個人間送金サービス「ことら送金サービス」を2022年10月11日より提供開始する。「ことら送金サービス」では、携帯番号やメールアドレス等のみでの送金先指定で、安価な手数料での10万円以下の個人間送金が可能となる。
一方、GMO-PGでは、スマホアプリから即時に口座引き落とし等の支払いが可能となる「銀行Pay」の基盤システムを2017年より提供しており、金融機関のキャッシュレス化進展に向けた新しいビジネスを支援している。このほど「銀行Pay」基盤システムに、「ことら送金サービス」の接続を標準機能として追加する。これにより、「銀行Pay」基盤システムを導入している金融機関は、「銀行Pay」基盤システムを活用した独自のスマホ決済サービス(スマホアプリ)と「ことら送金サービス」との接続が可能となる。また、「ことら送金サービス」接続に対応する「銀行Pay」を活用した独自スマホ決済サービスの利用者は、「ことら送金サービス」に対応している銀行に口座を持つ利用者との間において、安価な手数料で少額送金ができるようになるそうだ。
なお、2023年4月の地方税納付書への統一QRコード導入に対応する「ことら税公金サービス」も、 標準機能として接続予定だ。
なお、GMO-PGが基盤システムを提供する「銀行Pay」は、スマホアプリから即時に金融機関口座の引き落とし等による支払いができるサービスだ。金融機関は、「銀行Pay」基盤システムを活用した独自のスマホ決済サービスを展開できることに加え、導入金融機関間の相互連携を可能にするマルチバンク決済機能(金融機関間の相互乗り入れ)により、金融機関や地域を越えて利用できるサービスとして提供することが可能だ。オプション機能としてタッチ決済やECでの口座直結決済(2022年10月末予定)への対応、 地域・自治体との連携などが可能だ。