2022年10月19日8:25
「FaW TOKYO ファッションワールド東京 秋」で「ファッションDX EXPO」(主催:RX Japan)が2022年10月18日~20日まで東京ビッグサイトで開催されている。同展示会は、ファッション業界に特化したDX・ITソリューションが紹介されている。
ピーディーシーは、アプリのデジタル会員証を筐体にかざすことで、ポイントをプレゼントする来店ポイントのデモを行っている。オンライン上の行動データや購買データをもとにした店舗・ショップのレコメンドが可能だ。また、メディアプラットフォーム「OneGATE」とスタッフテックサービス「STAFF START」との連携によるOMO施策についても紹介した。
Free Standardは、メーカー・ブランドが自社ECサイト上にお試しやリユース機能を実装して独自の二次流通市場を構築できる流通ソリューション「Retailor」を紹介した。リユース品の販売費用は自社ブランドに還元されるため、新たな収益を確保できるという。また、ブランドと消費者との新たな接点を構築可能だ。
アパレルのワールドグループのファッション・コ・ラボは、OMOソリューション「SIMLES(シムレス)」の展示を行った。同社では、物流構築・運営サービス、在庫コントロールシステム、EC/CRM/POSシステム、クラウド分析ツールの4つのサービスを展開している。
スマレジ、フューチャーショップ、クオリカ、ロジザードは、POS、EC、物流の連携について紹介した。
TISは、グループのクオリカ、パートナーのTangerine、バニッシュ・スタンダード、MGReと出展し、顧客視点に立ったマーケティング手法である「ユニファイドコマース」について説明した。TISでは、オンライン・オフライン問わず顧客一人ひとりに合った接客や商品提案を行う新たな顧客体験の提供を新規事業として進めていくそうだ。
ユカアンドアルファは、アパレル3D着装シミュレーションシステム「CLO Enterprise」や製品情報管理システム「Unify」を紹介した。
マキシムとNTTコミュニケーションズは、AI顔認証ソフトウェア「SAFR」のデモを実施した。映像から個人を特定せずに、性別や年齢、表情の属性分析ができるという。
三菱商事は、ECやレンタル商品の発送を行うことができるサービス「スマリ」を紹介した。利用者はスマートフォンでQRコードを表示してスマリにかざし、ラベルを箱に貼り、箱を入れると商品の発送ができる。伝票記入などの手続きも不要だ。
Virtusizeは、 オンライン試着ソリューション「バーチャサイズ」を紹介した。商品のサイズデータを使用して、商品と手持ちのアイテムや商品と自身のイラストを重ね合わせることでサイズを比較できるという。
スマートウィルは、顧客情報の収集・管理・分析・活用ツール「BoCRM(ボクルム)」について説明した。ボクルムは、1つのツールでCRM戦略を実行できるという。CRMのコンサルティング会社が開発したツールとなり、フロントエンド機能、BIダッシュボード、顧客カルテ機能、コミュニケーション機能などを備えている。
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