2022年11月4日7:10
柏市商店会連合会(千葉県柏市)は、かしわPayによる、地元の課題解決に寄与できる取り組みや、市内ポイント循環による経済の活性化、各商店会への加盟増に向けた施策を開始したと発表した。
かしわPayは独自での運用を行うことで、手数料を最小限にとどめ、さらに得られた財源を地元の課題解決や商店会における活性化補助や、市内かしわPay利用者にポイントとして還元させることによって地元の循環型の経済の活性化を図ることが可能になるという。

具体的には、店舗で買い物をする時の決済に加え、住民同士の助け合いも「かしわPay」のやり取りを行うことで、地元に貢献するかしわPayを受け取り、地元で買い物ができるなど、共生社会の用途を兼ね備えた取り組みになるそうだ。助け合いも「軽作業」「ペットの散歩」「助っ人依頼」「物々交換」など地元のニーズに合わせたメニューを提供する。また、地元向けの地域貢献応援掲示板では、地元のさまざまな課題(子ども食堂応援、子育て支援応援、子どもスポーツチーム応援、地域活動団体応援等)を投稿することで、共感を得た人がいいね!を押したり、かしわPayの投げ銭(寄付)ができるなど、住民同士や地域を越えた応援活動を通して、地元の課題解決もできるという。
今回の取り組みには、子供の学校の登下校や、高齢者の寄り合い場所への出入りなどを通じて、家族への通知を送信する見守り活動への取り組みなどの機能も含まれている。これはGreatValueの助け合いDX「HERO」を活用している。
また、今回の取り組みに加え、人々の健康を維持して行く為に、歩数によってかしわPayポイントが還元されるヘルスケア機能も備えてゆく予定だ。
さらに、例年、柏市商店会連合会にて、地元の消費喚起を目的としたプレムアム商品券事業を「かしわPay」において利用できる電子商品券の販売を通した消費喚起事業に取り組んでいく。
これらのアクションを行う時に発生する、決済手数料やアプリ使用料の一部を、地元に還元や商店会や参加店に還元することで、さまざまな課題解決や商店会の活性化につなげるための加盟店舗増加を目指す。
なお、今回の取り組み内に、日常のイベント情報から非常時の避難場所情報まで、生活に役立つ柏市役所が提供するオープンデータの活用や、積極的な他社(大型店等)からのポイント交換や金融機関との連携も行う。そのため、連携できる企業や金融機関との調整も開始までに行うという。
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ペイメントナビ編集部
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