タレス、音声・生体認証・環境配慮・リングなど、さまざまな決済媒体を提供

2022年12月22日9:47

フランス・Thales(タレス)は世界的なデジタルセキュリティベンダーの1つだ。Gemalto(ジェムアルト)時代からクレジットカードやウェアラブル、モバイル決済等においてさまざまな技術提供を行ってきた。イタリアで開催された「Il Salone dei Pagamenti(2022年)」(主催:ABIServizi)において、同社が技術提供を行う決済媒体について紹介してもらった。なお、タレスでは、モバイル決済でもセキュアなパーソナライズ技術を提供しているそうだ。

音声で金額を伝える「Voice Payment Card」
指紋認証カードはライトが光る

タレスでは、世界のさまざまな国の銀行やカード会社のニーズに応じて、多様な決済媒体、モバイル技術を提供している。

「Voice Payment Card」は、視覚障害者のカードホルダーが円滑にカード決済を行うために開発されたカードだ。利用者は、カードを受け取り後、スマートフォンとのペアリングを行う。「Voice Payment Card」の支払い金額などの情報をモバイルに接続し、Bluetooth を介して相互に通信するのが特徴だ。目の不自由な人に対し、支払いを確認するため、決済端末でのPIN入力前に取引金額が音声で伝えられる。取引金額に加え、PIN の検証、PINが正しくない場合の残りの入力回数、トランザクションの可否などを電話で知ることが可能だ。すでにフランスで昨年末に提供しており、次はトルコで提供予定だという。

クレジットカード等に指紋センサーを搭載した指紋認証カードの展開も他社に先駆けて行ってきたという。以前はZwipeと連携していたが、現在は独自のテクノロジーを使用している。同社のカードは決済完了時のグリーン、失敗時のレッドなど、EMVチップに付いたライトでPIN入力可否を把握可能だ。これまで利用者は高額決済の場合、PIN入力を行う必要があったが、取引金額に関係なく非接触の利便性を享受できる。

現在、同社のカードは、フランス、ポーランド、モロッコ、ヨルダンなどに提供している。指紋認証カードはカードのコストアップが指摘されることも多いが、例えば、フランスでは2ユーロをユーザーが負担して展開しているケースもある。

環境配慮カード提供、リングは日本でもプロジェクト
自分だけのカードデザインを作成できる技術も

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