2023年1月16日8:40
2022年のTrustechでは、指紋認証カードが注目を集めた。ノルウェーのZwipeは、他社に先駆けて、国際ブランド準拠の指紋認証技術を市場に投入した企業だが、バッテリーレスのテクノロジーにより、金融機関やアクセスコントロールでの採用がさらに加速すると見込んでいる。
指紋認証決済の先駆け的な企業
金融機関に加えアクセス制御の引き合いも増加
Zwipeでは、競争力のある価格で指紋認証によるセキュアな決済が可能な「Zwipe Pay(ズワイプペイ)」を提供している。決済金額にかかわらずPIN(暗証番号)入力の代わりに、生体認証を行うだけで、支払いが可能になる。
また、入退室管理といったアクセス制御ソリューションを提供する「Zwipe Access(ズワイプアクセス)」も製品ラインアップに名を連ねる。これまでは、金融機関向けに技術を提供するケースが多かったが、現在はアクセス制御の引き合いも多いという。
同社は、EMVCo 認定の生体認証スマート カード オペレーティング システム、およびVisaとMastercardの認証を得た企業だ。カード会員の指紋データは、外部データベースではなく、直接カードに記録される。決済時には決済端末から給電する。
指紋情報を登録した会員は、指紋センサーに指をかざせば支払いが可能だ。本人のみが利用できるカードであり、例えばナンバーレスのクレジットカードの場合、カードを紛失しても他人が利用することはできないという。
Zwipe VP セールス&クライアント イネーブルメント Antonio D'Albore氏は「かつての製品にはバッテリーがありましたが、今はバッテリーレスで動作します。そのため、コストを下げることができました」と話す。
デジタルセキュリティベンダー等と連携してサービス展開
国内の印刷会社にも技術を紹介
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