2011年3月23日13:13
2011 年3月8日から11日まで、東京ビッグサイトで「リテールテックJAPAN 2011」「IC CARD WORLD 2011」(主催:日本経済新聞社)が開催された。会場には決済ソリューションやICカード関連製品などが多数展示された。なお、最終日の11日は、地震のために15時15分で閉館となった。次回は2012年3月6日から9日まで、東京ビッグサイトで開催されるという。ペイメントナビでは各社の展示の模様を順次、レポートする。
ハンディタイプの電子マネー決済端末「マルチサービスターミナル/ハンディー」を展示した。同端末は、FeliCa、ISO/IEC 14443 Type A、Type Bの3規格に対応したNFCリーダライタを搭載。FeliCaやtype A、B方式の電子マネーの決済はもちろん、磁気クレジットカードの決済にも対応するという。
バッテリー、携帯通信モジュールおよび小型プリンタを内蔵しているため、飲食店やイベント会場などで容易に持ち運んで使用することが可能だ。
同社では夏頃の販売を想定しており、国内だけではなくグローバルに拡販するという。価格は10万円程度になるという。
また、同社のブースではNECインフロンティアのモバイルPOS「マルチハンディターミナル510」も展示した。同端末はEMVレベル2、PCI PTS Version2.1に対応している。Windows CE5.0を搭載しており、POSや在庫管理などのアプリケーションが搭載可能となっている。すでに百貨店、専用店などでの採用実績があるという。