スニーカーブランド「On Tokyo」が面前決済で顧客、従業員体験を向上へ

2023年3月17日11:13

スイスのスポーツブランドであるOnは2022年4月にアジア太平洋地域で初となる旗艦店を東京・原宿にオープンしたが、従業員が携行する決済端末で支払いを受け付ける仕組みを採用した。これにより顧客体験の向上に加え、従業員の接客対応もシームレスに実現することが可能となった。

On Tokyoのストアリーダー松尾僚介氏。決済端末は首から下げて携行している。決済手数料の料率もグローバルで設定できる

携帯型の決済端末を従業員が携行
オーガニックな買い物体験を提供

Onはスイスで誕生したスニーカーブランドだ。東京原宿にニューヨークに次ぐ世界で2番目の旗艦店「On Tokyo」を構える。「On Tokyo」はアジア初のフラッグショップであり、1階にアパレル、2階にシューズを設置している。

店舗の「マジック・ウォール」では、利用者にあったランニングシューズを見つけることができるという。また、ラックを引き出すと各サイズのシューズが用意されており、箱から取り出す手間なく試着が可能だ。

On Tokyoでは、顧客のショッピング体験を快適にするため、海外同様にテクノロジーを活用した顧客体験の向上に力を入れている。店舗には12~13人のスタッフが同時に接客にあたることもあるというが、スマートフォンによるPOSシステムに加え、Adyen提供のモバイルPOS(Verifone e280)を導入している。

On Tokyoのストアリーダー松尾僚介氏は「最大の特徴はこの場を離れずにお会計できることです。着席いただいた状態で手元にあるPOS端末でお買い物をしていただけます」と話す。

利用者は購入するシューズやアパレルが決まったら、商品のバーコードをスマホで読み取り、必要な情報を入力。スマホのPOSシステムではAdyenの決済サービスと連携することで、クレジットカード等による支払いが可能となる。従業員が携行する端末で支払いができるため、レジまで移動する必要なく支払いまでスムーズに完了可能だ。

また、決済後のレシートも紙で出力せずに、メールアドレスを入力してもらうことで電子化を実現。領収書や紙のレシートを希望する人については別途対応する。

これにより、土日の混雑時などはレジ待ち時間を削減することも可能だ。また、従業員の対応もスムーズにすることができる。松尾氏は「カスタマーフローを中断せずにオーガニックにお買い物体験を提供できます」と説明する。

レジなしは店舗レイアウトでもプラスに
オン・オフでAdyenの単一のプラットフォーム利用

シューズの商品単価は1.5~2万円が相場のため、クレジットカード決済と相性が良く、電子マネーやQRコード決済への対応は行っていない。現在はクレジットカードが約6割~7割の比率となっている。

据え置きのレジが無い決済を導入することで、店舗のレイアウトデザインなどをすっきりさせることができ、理にかなった店舗設計に近づけることもできたそうだ。

Onではグローバルの旗艦店、直営店で同様の仕組みを採用している。例えば、松尾氏はイギリス・ロンドンに直営店がオープンした際に接客にあたったが、グローバルで同様の仕組みのため、端末操作も苦にしなかったという。また、グローバルで同様の仕組みを採用することで、売り上げなどの分析ができ、オンライン決済との統合管理が実現したことも利点として挙げた。

Onでは、オンラインストアの決済でもAdyenの仕組みを採用している。Adyenは単一のプラットフォーム上で決済サービスを提供可能だが、売り上げを統合的に管理することが可能だ。Onでは、店頭で買い物をした際、在庫にある商品を直送するドロップシステムを採用しており、顧客の要望によっての対応可能だ。また、比較的高単価で換金性が高い商品を販売しているため、オンライン決済ではEMV 3Dセキュアを導入するなど、セキュリティ対策にも気を配っている。

右からAdyen アジア太平洋地域社長のWarren Hayashi(ウォーレン ハヤシ)氏と日本カントリーマネージャー Jonathan Epstein(ジョナサン エプスタイン)氏

なお、Adyenは、2021年5月19日に非対面のアクワイアリングを開始すると発表し、2022年12月13日にオンラインとリアルの統合管理を単一プラットフォームで支援するユニファイドコマース(Unified Commerce)を提供すると発表している。

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