Android携帯を決済端末にする「Tapion」で「iD」対応(フライトシステムコンサルティング)

2023年4月24日19:45

フライトシステムコンサルティングは、市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」において、NTTドコモが提供する電子マネー「iD」に対応したと発表した。今後Tapionでは、クレジットカードに加え、電子マネーにも広く対応することでキャッシュレス決済、およびタッチ決済の普及拡大に努めていくそうだ。

TapionでのiD決済イメージ(フライトシステムコンサルティング)

Tapionは、タッチ決済を市販のAndroid端末で実現する技術「Tap to Phone」を使って開発された新しい決済ソリューションだ。専用決済端末の導入コストを抑えながらキャッシュレスを実現したいカフェ、カジュアルレストラン、キッチンカー、屋台、朝市などの小・中規模事業者、並びにオフィスや家庭などへの訪問販売を行っている加盟店に向け、今後本格展開を予定している。

なお、本格展開に先立ち、2022年11月より実店舗でのパイロット運用を開始しており機能改善を行っている。また同社独自に策定したAndroid端末の選定を行うTapion検定や、自社決済センターの構築を通じ、安心・安全にタッチ決済ができる環境も併せて提供するそうだ。

このほどTapionでは、さまざまな支払いニーズへの対応拡大の1つとして電子マネーへの対応を行い、第一弾でiDに対応した。電子マネー決済では、決済金額やカードのかざし位置などをわかりやすく顧客へ明示することを目的としたUIガイドラインがある。TapionではAndroid端末の画面上で、店員と顧客の双方に分かりやすい決済誘導画面を実現すべく、画面を上下に分割する新しいスタイルでの決済画面デザインを行った。今後の本格展開に向け、引き続きクレジットカード、及び電子マネーの各ブランド対応を行なっていくと共に、UIなども含めた機能改善を行うそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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