2022年12月1日11:10
フライトシステムコンサルティングは、 2021年に発表した市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」の本格サービスインに先駆け、 都内加盟店でのパイロット運用を開始したと発表した。
Tapionは、タッチ決済を市販のAndroid端末で実現する技術「Tap to Phone」を使って開発された新しい決済ソリューションだ。専用決済端末の導入コストを抑えながらキャッシュレスを実現したいカフェ、カジュアルレストラン、キッチンカー、屋台、朝市などの小・中規模事業者、およびオフィスや家庭などへの訪問販売を行っている加盟店に向け、今後本格展開を予定している。
なおTapionでは、独自に策定したAndroid端末の選定を行うTapion検定や、自社決済センターの構築を通じ、安心・安全にタッチ決済ができる環境も併せて提供している。
Tapionパイロット運用は、ロールアイスクリームファクトリー 渋谷・TOHOシネタワー店で実施する。渋谷・TOHOシネタワー店では従来、現金決済とQRコード決済のみの対応となっており、今回初めてタッチ決済を導入した。アフターコロナのインバウンド需要の高まりも期待される中、安全性が高く、且つ非接触での支払いが可能になるため、今後タッチ決済での支払いが増えてくると見込んでいる。また昨今のさまざまキャッシュレスソリューションの普及により、返ってレジ周りの業務が煩雑になってしまう心配がある中で、Tapionは日頃から慣れ親しんだAndroid携帯の操作となるため、スムーズな店舗運営と会計時の待ち時間短縮を実現できると期待しているそうだ。なお、多くの人にTap to Phoneによるタッチ決済を体験してもらう試みとして、期間中はトッピング無料キャンペーンを実施している。
また、今回のパイロット運用では、すでに店舗に設置されているPOSレジと併用する形でTapionスタンダードバージョンでの運用を実施している。今後同社では、TapionのPOS機能を使ったTapionプラチナバージョンでのパイロット運用も都内で複数店舗予定している。
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ペイメントナビ編集部
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