2022年12月15日7:30
フライトシステムコンサルティングは、2021年に発表した市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」の本格サービスインに先駆け、都内加盟店での2店舗目のパイロット運用を開始したと発表した。実施店舗は、東京港区白銀台の「rhythm(リズム)」となる。
Tapionは、タッチ決済を市販のAndroid端末で実現する技術「Tap to Phone」を使って開発された新しい決済ソリューションだ。専用決済端末の導入コストを抑えながらキャッシュレスを実現したいカフェ、カジュアルレストラン、キッチンカー、屋台、朝市などの小・中規模事業者、およびオフィスや家庭などへの訪問販売を行っている加盟店に向け、今後本格展開を予定している。
なおTapionでは、独自に策定したAndroid端末の選定を行うTapion検定や、自社決済センターの構築を通じ、安心・安全にタッチ決済ができる環境も併せて提供しているそうだ。
rhythm(リズム)は、白金台プラチナ通りの生花店となる。Tapionパイロット運用中は、TapionアプリのPOS機能を使った「Tapionプラチナバージョン」を活用しタッチ決済を行なっている。具体的には、事前に「切り花・ブーケ・小物販売」など多岐にわかる商品をTapion加盟店ポータルサイト上で商品登録・変更を行い、各カテゴリーに分類することで、Androidの操作性はそのままに、会計時にスムーズに処理をすることが可能だという。また、Tapion加盟店ポータルサイト上で行った変更は、その場でAndorid端末のTapionアプリで確認することができ、常に最新の登録内容でPOS機能を利用することが可能だ。さらにパイロット第二弾では、Tapionアプリから「レシート」「領収書」を選択し、レシートプリンターによるレシート/領収書印刷にも対応している。
なお同社では、生花店・キッチンカーなどは、配達先での出先決済の必要性、端末の防水性など、決済専用端末ではなくスマートフォンの特徴を活かしたタッチ決済ととても親和性が高い業態と考えており、今回のパイロット第二弾の運用を通じ、今後の本格展開に向け機能改善を行っていく予定だ。また引き続き当社では、Tapionプラチナバージョンでのパイロット運用を別加盟店でも実施予定で、「Tapion」によるキャッシュレス決済、及びタッチ決済の普及拡大に努めていきたいとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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