2023年5月30日7:10
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM)は、このほど、台湾の共通ポイント「OPEN POINT」の運営会社であるPresident Chain Store Corp(統一超商股份有限公司)および、ベトナムの共通ポイントサービス「Utop」の運営会社であるUtop Technology Joint Stock Companyとそれぞれ提携し、相互利用サービスを開始すると発表した。
5月31日から、インバウンド向けとして、台湾・ベトナムからの訪日客が日本国内でPontaポイントを貯めて、使えるサービスを開始する。今後の訪日客の拡大が予想される中、特に伸長しているアジア圏からのインバウンドに対応し、Ponta提携店舗への集客を図るという。訪日客が自国の共通ポイントアプリを使用し、日本でPontaポイントを貯めて使える、また帰国後にそれぞれのポイントに交換が可能なサービスを提供する。
また今夏には、アウトバウンド向けとして、日本から台湾・ベトナムに行った際にポイントを貯めて、使えるサービスの開始を予定している。国をまたいだ相互利用サービスを展開し、訪日客および日本からの海外旅行客へボーダーレスに共通ポイントサービスを提供していくそうだ。
なお、「統一超商」が運営する「OPEN POINT」は、台湾最大級の共通ポイントサービスだ。1,600万人以上の会員を有し、400ブランド以上(20万店舗)が加盟している。1Pontaポイント(1円相当)単位で利用でき、余ったポイントは4Pontaポイントにつき1OPEN POINTに交換可能だ。
また、「Utop」は、ベトナムで1,500ブランド以上(5,000店舗以上)が加盟する共通ポイントサービスとなり100万人以上の会員に利用されている。1Pontaポイント(1円相当)単位で利用でき、余ったポイントは1Pontaポイントにつき5Utopポイントに交換可能だ。
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ペイメントナビ編集部
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