2011年4月3日9:00
2010年の米書籍売上高のなかで、電子書籍は前年対比164.4%という飛躍的な伸びとなった。
2010年の電子書籍の売上高は4.413億ドル。2009年は1.669億ドルで、2.5倍強も成長した。
ちなみに全書籍の売上高は2010年116.7億ドル。前年対比3.6%増となっている。
全書籍売上高に占める電子書籍の割合は8.32%で、前年の3.2%から大きくシェアを拡大した。
そのほかデジタル化した書籍としてはダウンロード型のオーディオブックと、CDROMやDVDというメディアに記録したフィジカル型オーディオブックがある。これらのオーディオブックは明暗がはっきりとわかれた。
ダウンロード型のオーディオブック売上高は2010年38.8%の伸びで8,190万ドル。いっぽうフィジカル型のオーディオブックは6.3%ダウンして1.373億ドルになった。
一般書籍の2010年売上高は48.64億ドルで前年対比5.1%のマイナスとなっている。
米消費者はフィジカルな書籍より、デジタル化していつでも自由にダウンロードでき、すぐに読める電子書籍やデジタルコンテンツを求めている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。