2023年8月6日7:00
NTT西日本九州支店は、福岡県東峰村の地域DX推進に向け、フェリカポケットマーケティングのシステムを活用した、東峰村デジタル地域通貨「とほっぴペイ」による地域経済DXを行うと発表した。第一弾として地域経済活性化、観光・域外流入活性化を目的としたデジタルプレミアム付商品券の導入支援を実施した。
NTT西日本は、東峰村と締結した「まちづくりや住民サービスに関するICT連携協定」に基づく取り組みの1つである「住民生活の質の向上と地域経済の活性化」に向け、東峰村の地域資源である「約350年続く伝統の焼物である小石原焼と高取焼」、「日本の棚田百選にも選出された棚田の棚田米」など魅力を活かした持続可能なまちづくりを推進するため、ICTを活用した地域経済DXを進めている。その中でも同取り組みは、東峰村デジタル地域通貨「とほっぴペイ」を活用し、東峰村を訪れる人への魅力発信と地域産業の活性化を目的としている。
NTT西日本では、東峰村におけるデジタルデバイド解消に向け、東峰村デジタル地域通貨「とほっぴペイ」システムを整備し、全住民への「とほっぴペイ・カード」の配布、「とほっぴペイ・アプリ」の利用促進に向けた事業者・住民説明会によるICTリテラシー向上を支援し、東峰村の地域経済DX利用促進、拡大を推進しているそうだ。 同取り組みにより、村内・村外の人も利用できる東峰村デジタル地域通貨「とほっぴペイ」を活用した「デジタルプレミアム付商品券(プレミアム率30%、応募抽選)」が発行され、東峰村イベント「秋の民陶むら祭」(毎年10月開催)でも使用可能なキャッシュレス決済環境が実現されるという。
今後は、住民を巻き込んだ「とほっぴペイ」のさらなる利用シーンの拡大に向け、ふるさと納税との連携や、「日田彦山線BRTひこぼしライン開通」に伴う交通DX推進にも取り組み、「とほっぴペイ」活用した行動変容をさらに促すことで、東峰村の地域経済活性化を推進していくそうだ。また、健康分野・防災分野などにおいてもICT活用によるウェルビーイング・サスティナブル促進を目指すという。
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ペイメントナビ編集部
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