2023年9月13日19:47
tripla(トリプラ)は、日本政策投資銀行(DBJ)と共同で、インドネシアの宿泊施設向けにITソリューションを展開する、BOOKANDLINK PTE. LTD.(シンガポール、以下「BookandLink」)の発行済み株式のうち同社が53%、DBJが47%を取得することにより、BookandLinkを子会社化することを決議した。なお、同株式の取得の対価支払いのため、第三者割当による新株式の発行を行うことも決議している。
トリプラは、宿泊施設向けに、自社予約比率向上と会員獲得を支援する予約エンジン「tripla Book」を中心に、AIチャットボット「tripla Bot」、宿泊施設に特化したCRM・マーケティング オートメーションサービス「tripla Connect」、現地決済サービス「tripla Pay」などを提供している。今後は、これまでの国内での実績をもとに、東アジア(台湾、韓国)や東南アジアの宿泊産業において事業拡大を目指すという。
同社ではこのほど、インドネシアの宿泊施設向けにチャネルマネージャーを展開し、すでに2,465施設(2023年7月末時点)への導入実績を有するBookandLinkを子会社化することとした。
BookandLinkは、複数のIT企業や宿泊業界で経験を積んだPhilippe Raunet氏が創業した宿泊施設向けにITサービスを提供するIT企業となる。単体では事業活動は行っておらず、同社の子会社であるPT. SURYA JAGAT MANDIRI(SJM)が、インドネシアのバリ島を中心とした宿泊施設向けに、チャネルマネージャー「CHANNELKU」、予約エンジン「BOOKINGKU」などを開発、販売している。主力サービスであるチャネルマネージャー「CHANNELKU」は、Booking. com、Agooda、Expediaなどの世界的に利用されているOTAとの接続に加え、Traveloka、PegiPegi等の現地で主流となるOTAとも連携しているそうだ。また、PMSとの接続も常時拡張しており、直近ではOracle社が提供するOPERA Cloudとも連携した。
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