2023年9月15日9:00
アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、2023年9月13日、東京都内のホテルで記者会見を開き、プレミアム・カード戦略を発表した。同社が日本初の「プラチナ・カード」誕生させてから30年の節目に、個人向けの「プラチナ・カード」と、中小企業経営者・個人事業主向けの「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」の2枚を同時にリニューアルした。グローバル・スケールで事業を展開する強みを生かし、プレミアム・カード市場や顧客のニーズの変化に対応した特典を拡充した。年会費はそれぞれ2万円程度アップし、16万5,000円(税込み)とした。(ライター:小島清利)
「プラチナ・カード」30年の節目に、パイオニアが動く
プライベートとビジネスの用途をそれぞれ強化
アメリカン・エキスプレスは1993年10月、日本初の「プラチナ・カード」を発行し、2005年には、プラチナ・カードならではのサービスや特典を保持しながら、ビジネスカードとしての機能を兼ね備えた「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」の発行を開始した。
同社カード事業部門 副社長 水村直美氏は記者会見で、「日本で30年前に誕生したプラチナ・カードは、クレジットカードにおけるプレミアム・カードのマーケットリーダーとして、これまで市場を開拓し、牽引してまいりました。お客様のニーズが多様化する中、アメリカン・エキスプレスならではのグローバルなネットワークやパートナーシップを活用し、お客様の旅やビジネスの成長を支えるサービスを強化し、今後も進化を続けていきます」と意欲を表明した。
今回のプレミアム・カードの同時リニューアルの背景には、昨今のカードユーザのライフスタイルの多様化がある。プレミアム・カードの利用では、特別な時間を過ごすシーンにおいても、毎日の生活の中でのシーンにおいても、もっと豊かに過ごしたいというニーズが高まっているという。また、ビジネスの利用においては、よりビジネスの成長に対するサポートが求められるようになっている。
水村氏は「今回のリニューアルでは、プライベートとビジネスの用途に応じた特典を明確に分けて、それぞれを強化しました。これまで個人での利用、法人での利用を問わず、全てのプラチナ・カードのお客さまから支持されてきた旅行に関連したサービスなどは双方のカードとも、強化しています」と話す。
具体的には、毎年、「プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」を更新すると、「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」で4万円(税込み)以上のホテル予約の際に使える2万円分クレジットがプレゼントされる。ファイン・ホテル・アンド・リゾートの予約にも利用できる。
旅や食事、ショッピングに加え、
動画配信サービスでも特典
個人向けの「プラチナ・カード」のリニューアルでは、新しい特典として「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」を提供している。事前登録のうえ、対象ダイニングの決済においてプラチナ・カードで支払うと、毎回20%、年間最大合計4万円までキャッシュバックされる。
国内では、ポケットコンシェルジュを通して約1000以上のレストランを利用できる。予約困難な人気店を予約できるプログラム「KIWAMI50」も対象。海外ではパリの「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」をはじめ、アメリカ、香港、シンガポール、フランスを含む約20カ国の対象レストランで利用できる。
また、「ラグジュアリー・ショッピング・キャッシュバック」の新特典は、事前登録のうえ、TAG HeuerやFREDなどのラグジュアリーブランドの対象店舗でのショッピングで、「プラチナ・カード」で支払うと、毎回20%、年間最大合計3万円までキャッシュバックされる。
このほか、「デジタル・エンターテイメント・キャッシュバック」の新特典は、自宅での時間を充実させるための特典を用意した。事前登録のうえ、DAZNやHuluなどの対象サービスの支払について、年間最大1万2000円(毎月最大合計1000円)までキャッシュバックされる。スマートフォン・プロテクションとして、スマートフォンが破損や水濡れした場合の修理代金を、保険期間中(1年間)に通算して15万円を限度として保障する。
請求管理ロボやGoogle広告などの利用でキャッシュバック
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