2011年4月15日2:00
日ごろの感謝を大切な人へ贈る「てもみんギフトカードDX」
イオンギフトカードモール「うれしーど」での販売をスタート
カジュアルリラクゼーションスペース「てもみん」(169店舗)を運営するグローバルスポーツ医学研究所は、2011年3月から、「てもみんギフトカードDX」をイオンギフトカードモール「うれしーど」で販売を開始した。同カード発行の経緯について、グローバルスポーツ医学研究所 取締役 システムソリューション事業部 部長 黒澤 真氏に話を聞いた。
販売券種は3,150円、6,300円の2種類
イオンから自社への送客を狙う
てもみんギフトカードDX(POSA版)は、「てもみん」「グローバル治療院」「ヘルフェン」で利用できる使いきりのギフトカードである。ストレスや疲れがたまっている人、癒されたいと思っている人など、さまざまなニーズに合わせた部分ケアから、全身のボディケアを1枚のカードで体験できる。販売券種は3,150円、6,300円の2種類で、有効期限は発売日から半年間となっている。
「弊社では『てもみんグループチケット』や『グローバルケアチケット』を販売していますが、例えば、1万500円のチケットは、11枚つづりの1,050円単位となっています。チケット自体も厚みがあるため、お客様の財布の中でかさばってしまい、有効期限もスタンプによる手押しのため、セキュリティ面の課題もありました」(グローバルスポーツ医学研究所 取締役 システムソリューション事業部 部長 黒澤 真氏)
また、紙のチケットの場合、金券ショップなどで販売されてしまうことも問題となっていたため、サーバ上で管理できる仕組みが必要だったという。グローバルスポーツ医学研究所では、以前からギフトカードを外販することを模索しており、過去には渋谷の1店舗で実験を行ったこともある。
今回、イオンギフトカードモール「うれしーど」で販売を開始した経緯としては、日本最大のGMSであるイオンで販売できる点が魅力だったという。
「イオン店舗で告知することにより、弊社店舗への送客が期待できると考えました。また、大日本印刷(DNP)からの提案があったことも理由の1つでした」(黒澤氏)
うれしーどでの展開に向けては、カードの印刷やASPをDNPに、アクティベーションの部分はディストリビューターのインコム・ジャパンに依頼している。結果的に、両社に依頼することで、導入から販売までのスパンを短縮することに成功した。
モールを利用して
イオン店舗での広告宣伝が可能に
「具体的なギフトカードの利用者のイメージとしては、息子さんや娘さんが、父の日や母の日、敬老の日などの記念日に、ご両親に贈るイメージを想定しています」(黒澤氏)
他店舗に自社のカードを流通することにより、販売手数料をイオンリテールやディストリビューターに支払うことになるが、「イオン店舗で自社のサービスを広告できることを考えれば、手数料などの費用は精算できると考えています」と黒澤氏は説明する。
「てもみん」「グローバル治療院」「ヘルフェン」店舗のレジ横には専用のPOPを掲げ、イオンでの取り扱い店舗の告知を実施している。てもみんを利用する顧客からもカードに対する質問が寄せられ、関心は高まっているそうだ。
当面はうれしーどのみで販売を行う予定だが、今後は、ギフトカードモール事業を展開する家電量販店やコンビニエンスストアなどの店頭での販売も視野に入れる。自社店舗での販売は、モールでの成果を踏まえ検討していきたいとしている。
なお、「てもみん」と「ヘルフェン」では、DNP、バリューデザイン、クレジット決済サービスを展開するリンク・プロセシングの3社から、1台でギフトカードとクレジットカードの処理が可能な端末を導入し、両決済の処理を行っている。