2011年4月22日13:05
Poken SAは、2011年4月18日、NXPセミコンダクターズN.V.(NXP)と協業関係を結んだと発表した。同社はモナコで4月19日~21日まで開催される「WIMA 2011」において、ソーシャルネットワーク向けNFC対応プラットフォームを公開する。同プラットフォームによって、従来のソーシャルメディアツールが提供するさまざまなメリットと生産性向上機能が現実の世界へと広がることになる。同社では幅広い範囲のソーシャルメディア製品にNFC ベースのロイヤルティ、決済、アクセスコントロール機能を追加する。
NXPとPokenはWIMA 2011において、NXPのNFCコアテクノロジとPokenの超低消費電力32ビット・マイクロプロセッサを統合した、低消費電力でフル機能を備えた両社共同開発となるNFC製品のプロトタイプを公開する。NXPブースで実施するデモでは、両社共同開発のリーダや携帯電話でNFCタグにタッチすることによって、リアルタイムに収集されるさまざまな情報対象に関するソーシャルメディア・プロファイルが、PokenのWebインターフェースに表示する。
PokenのNFCベースのプラットフォームによってユーザーはシンプルなタッチのみで相手、場所、物に関する情報をスピーディに収集し、動的な時間枠に沿って見ることができる。そのため、いつどこで誰と会ったのか、何の情報を収集したのかといったことを把握することができる。Pokenのプラットフォームでは、収集した情報を友人と共有し、コメントを追加することや、お得なクーポン情報などを広くシェアすることも可能だ。これらすべてをタッチのみで行えるため、手間のかかる検索をする必要がなく、手軽に情報を共有できるようになる。ほかにも PokenはサードパーティのWebサイトとの容易な統合を実現するAPIも提供する。
USBスティック状のファッションアクセサリ、またはNFC対応ハンドセットとして機能する「ポーケン」はデジタル名刺としての役割を果たし、ユーザーは相手のポーケンと「ハイタッチ」するだけでお互いの情報を交換することが可能だ。また、NFC対応のステッカーをかざして触れ合うだけで、カタログやそのほかの物理的なメディアの情報を収集できる。このようにポーケンを使うことで、50を超えるソーシャルネットワークのソーシャルメディア情報が付加された、動的なコンテンツを簡単かつ直感的に入手にできるという。