2024年1月10日18:25
ジェーシービー(JCB)、りそなホールディングス、ベスカは共同で、デバイス間通信技術を用いて、スマートフォン操作が不要な新しい決済体験の構築を目指す取り組み、「タッチしないタッチ決済」プロジェクトに関する戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
同プロジェクトはBLE(Bluetooth Low Energy)やUWB(Ultra Wide Band)等の通信技術を用いて、来店者のスマートフォンと、店舗に設置された決済端末や各種IoTデバイスとの連携により、利用者がスマートフォンの取り出しや画面起動といった操作を行わず、決済手続きが完了できるものだ。バッグやポケットにスマホを入れたままでも、認証から決済手続き完了まで行うことができるという。
また、同ソリューションの活用により、希望者には店舗来訪時点で情報を把握し、過去の購買履歴やその瞬間に興味をもって見ている商品に応じた顧客サービス(VIP向けサービスや優待・クーポン配信等)を提供するなど、新たな店舗内体験の実現を目指す。
具体的に、BLEやUWBといった高精度でデバイス位置特定を可能とする通信技術は、人々の日常生活に身近で役立つものとなっており、自動車向けのデジタルキーとしての活用など、今後さらなる利用普及が見込まれている。利用者はBLEやUWB等の通信技術等を用いることで、決済時のスマホ操作にかかる消費者側の手間・負担が軽減されるという。
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