2011年5月9日10:43
近畿日本鉄道と近鉄グループ各社では、2011年11月から、近鉄グループ共通ポイント「KIPS ポイント」を導入し、鉄道IC乗車、百貨店、ストア、ホテルなど、近鉄グループでの利用で、「KIPS ポイント」が貯まり、貯まったポイントをグループ各社の施設で利用できるサービスを開始すると発表した。
まず2011年11月からは、従来から発行している近鉄グループクレジットカード「KIPSクレジットカード」および「KIPSクレジットカード+KIPS PiTaPaカード」を用いて、共通ポイント「KIPSポイント」が貯まるサービスを開始する。2012年秋には、非クレジット型ポイントカードとして、「KIPSベーシックカード」(仮称)と、ICOCA一体型のポイントカード「KIPS ICOCAカード」を導入し、クレジットカードを利用しない人を含め、交通カードとポイントカードを1枚のカードで提供する体制を整える。
KIPS クレジットカードの年会費は初年度無料、次年度以降1,260 円~1,312 円(前年の利用金額の合計が5万円以上で無料)。「KIPSクレジットカード+KIPS PiTaPa カード」は初年度無料、次年度以降1,260 円~1,312 円(クレジットショッピングの利用が年1回以上あれば無料,PiTaPa 維持管理料1,050 円〈1 年間に1 回以上KIPS PiTaPa カードの利用があれば無料〉)。なお、三菱東京UFJ銀行および百五銀行の提携カードは年会費が無料となる。
利用者は、近鉄百貨店では買い上げ100円(税抜)ごとに基本5%、食品・食堂については、買い上げ100円(税抜)ごとに1%のKIPSポイントが貯まる。また、前年の百貨店での買い上げ額に応じて、翌年のポイント付与率がアップする。近商ストアでは買い上げ200円(税抜)ごとに1ポイント(0.5%)のKIPSポイントが貯まる。近鉄グループのホテル、レストランなどでは、現在のKIPS割引特典(5~20%)に加えて基本的に利用額割引後100円(税抜)ごとに1ポイント(1%)のKIPSポイントが付与される。
また、KIPS PiTaPaカード、KIPS ICOCAカードでの近鉄乗車で、210円(税込)ごとに1ポイントのKIPSポイントが貯まる。さらに、近鉄グループ以外でKIPSクレジットカードを利用した場合、現在のクレジットポイントに替わりKIPSポイント(基本200円(税抜)ごとに1ポイント〈0.5%〉)が貯まるという。
貯まったKIPSポイントは、1ポイント=1円単位で近鉄百貨店、近商ストア各店舗で利用でき、500 ポイント単位で500 円相当のクーポン券の発行、他のサービスポイントに交換することができる。