日本での決済手段別CO2排出量を算定したホワイトペーパー作成(JCB)

2024年3月5日17:45

ジェーシービー(JCB)は、CO2排出量算定技術を有するYour Arbor Inc.(カナダ、以下Arbor)と共同で算定を行った日本における決済手段別の取引一回当たりCO2排出量結果を纏めたホワイトペーパーを発行した。

各決済手段の1取引あたりのCO2e排出量(2022年)(単位:CO2e g)(JCB)

国際社会で目標が設定されているSDGsおよび気候変動対策は、国内でも取り組みが広がっており、個人消費者レベルでの関心も高まってきている。キャッシュレス決済がこうしたSDGsや気候変動対策へどのように貢献できるかという観点ではまだまだ議論が必要と認識しているそうだ。

こうした状況を踏まえ、JCBではキャッシュレス決済を含む各決済手段が環境に与える具体的な影響内容を可視化することを目的に、Arborと共同で、日本での現金とキャッシュレス決済サービスのライフサイクル全体で発生するCO2排出量の算出および分析を実施した。

算出にあたっては、製品やサービスの環境負荷を定量的に評価するために用いられるライフサイクルアセスメント(LCA)評価手法を採用し、現金決済・物理カード決済・モバイルタッチ決済のライフサイクルを「製造」・「運用」・「廃棄」に分類して、各工程で発生するCO2排出量より、決済手段別の取引一回当たりのCO2排出量を出し、その算出結果をホワイトペーパーにまとめている。

同レポートには、決済手段別CO2排出量算定のため活用したデータおよび算出ロジックも掲載しており、算出にあたっては、LCA評価方法の原則とフレームワークに関する国際基準であるISO14040・14044・14064に基づいて計算を実行している。

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ペイメントナビ編集部

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