2024年4月24日10:00
ジェーシービー (JCB)は、JR東日本、マッシュスタイルラボ、ルミネ、Your Arbor Inc. (カナダ)と共同で、商品別および決済手段別のCO2排出量可視化による消費者の行動変容を検証するための実証実験を行うと発表した。JCBは、同取り組みの検証結果も踏まえ、さらなる各企業のサステナビリティ活動支援を目指す。
実証実験では、対象ブランドの店頭商品にCO2 排出量情報を確認できるQR タグをつけ、その情報を閲覧した消費者によるアンケート結果や売上データなどを基に、購買行動への変容を検証する。ルミネ新宿館内の対象ブランド店舗で2024 年4 月26 日~5 月31 日まで行う。対象ブランドは、SNIDEL(スナイデル)、gelato pique(ジェラート ピケ)、FRAY I.D(フレイ アイディー)、Mila Owen(ミラ オーウェン)となる。
各社の役割として、JCBが日本における決済手段別CO2排出量の算定・提供、実証実験の企画・ファシリテーション、JR東日本がルミネ・マッシュスタイルラボによる実証実験の準備・実施の支援、マッシュスタイルラボが対象商品の選定及びCO2排出量算出のための商品情報提、店頭販売商品用のQRコードタグの印刷を含む事前準備、店頭で消費者に対するCO2排出量情報の開示およびアンケート案内、ルミネがマッシュスタイルラボによる店頭での実証実験の準備・実施の支援、ルミネ新宿館内での広告・案内、Arborが各販売商品のライフサイクルにおけるCO2排出量の算定・提供、消費者向けCO2排出量掲載ページおよびQRコードの作成・提供となるそうだ。
昨今、グローバルで、企業に対してSDGs および気候変動対策を求める動きが加速しており、日本国内でも様々なサステナビリティ関連の取り組みが広がりつつある。一方で、こうした企業の取り組みを消費者に知ってもらうことで、消費者の企業に対するイメージや購買行動にどのような影響を及ぼすのかに関する情報が可視化されているケースはまだ少ないと認識しているそうだ。
そこで、JCB は、JR 東日本・マッシュスタイルラボ・ルミネ・Arbor と協業し、ルミネ新宿にあるマッシュスタイルラボブランド(SNIDEL、gelato pique、FRAY I.D、Mila Owen)4 店舗で、CO2 排出量を開示し、消費者へどのような行動変容を与えることができるのかを検証する実証実験を行うという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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