2024年4月17日8:20
JR 東海リテイリング・プラスは、「東京ばな奈」などを製造販売するグレープストーン、無人決済店舗技術を提供するTOUCH TO GOと協力し、東海道新幹線 東京駅ホーム上に無人店舗「TOKYO BANANA express 」を2024年4月18日にオープンする。
新幹線ホームの目立つ位置に店舗設置
新しい買い物体験を楽しんでもらう
イエローが基調の「TOKYO BANANA express 」は、東海道新幹線 東京駅16・17番線ホーム 9号車付近にオープン。新幹線ホームの中央にあたり、他のホームからでも目立つ位置に店舗を構える。店舗はショーケースタイプで「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」、「シュガーバターサンドの木」と、JR東海リテイリング・プラス限定商品となる「東京ばな奈『見ぃつけたっ』ブリュレタルト」の3種類を販売。店舗には上部のカメラ8台と棚に設置されたセンサー36台で利用者が手に取った商品を判別する仕組みだ。営業時間は8時から21時10分までとなる。なお、オープン当初はサポートスタッフが現場で案内するという。
JR 東海リテイリング・プラスは、東海キヨスクとジェイアール東海パッセンジャーズが流通事業におけるサービス向上を目的に、2023 年 10 月1日に合併した会社だ。JR東海リテイリング・プラス 営業本部 営業企画部 店舗開発グループ リーダー 橋本勲氏は「もともと共通フィールドとして新幹線の店舗を運営しており、新しいお買い物体験を多くのお客様に楽しんで買い物をしていただきたい思いがありました」と説明する。出張や旅行な度で利用する人に、スムーズに購入してもらえる店舗を意識した。
また、グレープストーン 執行役員 営業本部 営業本部長 野口聡氏も「東京ばな奈が新しい買い物体験にご利用いただけるのは有難い」と話す。同店舗は東京ばな奈の認知度向上にもつながるという。
無人決済の認識率は高まる
「TTG-SENSE SHELF」検証のノウハウ活用
今回の取り組は3社が検討した中で考えが一致したため、実現したという。「TOKYO BANANA express 」に無人決済技術を提供するTTGの無人決済システムは160店舗強で採用されている。現在、TOUCH TO GO 高輪ゲートウェイ駅店での認識率は95~96%程となる。例えば、利用者が誤って商品を手渡した場合も認識エラーとしているため、それを除けばさらに認識率は高まるという。
グレープストーンはTTGがJR東日本品川駅構内で実施した1台の幅が90センチの「TTG-SENSE SHELF」の実証実験に参加している。TTGはファミリーマートなどと連携して展開している「TTG-SENSE」「TTG-SENSE MICRO」などの技術を提供しているが、新幹線駅のホーム上ではゲートが設けにくい点が課題だったという。そのため、「TTG-SENSE SHELF」の検証で得られたノウハウなどを活用し、「TOKYO BANANA express 」をオープンすることとなった。
ゲート型に比べ難易度の高い技術に
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