いよいよ4月22日より、青と黄色の新生「Vポイント」がスタート 会員数(有効ID数)1.46億人の日本最大級の共通ポイントサービスに

2024年4月18日8:00

CCCMKホールディングス(CCCMKHD)の「Tポイント」と、SMBCグループの「Vポイント」が統合。いよいよ4月22日から青と黄色の新生「Vポイント」がスタートする。Tポイントの会員数は1.26億人(アクティブユニークユーザー数は7,000万人)、Vポイントは2,000万人(アクティブユニークユーザー数は1,600万人)。合わせて1.46億人(アクティブユニークユーザー数は8,600万人)の会員を有する日本最大級の共通ポイントサービスとなる。新生「Vポイント」は、現在のTポイント提携先15万店に加え、国内750万店、世界で1億店のVisa加盟店で利用が可能。CCCMKHDでは、航空機の搭乗、旅行などこれまで得られなかった会員の行動・購買データも把握できるようになり、より精度の高いマーケティング活動につなげられると見ている。

CCCMKHD 取締役 COO 兼 アライアンスコンサル
本部長 本多尚彦氏

歴史ある「T」が「V」に衣替え
使える店舗が増え会員の利便性が向上

2024年4月22日、20年の歴史があるTポイントと、SMBCグループのVポイントが統合し、“青と黄色の「Vポイント」”が誕生する。現行のTポイント、Vポイントは、統合以降も1ポイント=1円分として利用が可能。使える店舗は、Tポイント提携先15万店と、国内750万店、世界1億店のVisa加盟店に拡大する。

使える場所が広がる

スタート同日にCCCMKHDの「Tポイントアプリ」は「Vポイントアプリ」にリニューアル。三井住友カード(SMCC)の「Vポイント」アプリは「VポイントPayアプリ」に名称を変え、「モバイルVカード」を表示できるように仕様を変更。国内外のVisa加盟店で「Vポイント」を支払いに利用できるようになる。

アプリは基本的に、自動で切り替わるが、これまでTポイントとVポイントを併用していた会員がポイントを合算して利用するには、ポイント連携の手続きを行う必要がある。

「モバイルTカード」は「モバイルVカード」に名称を変更。提携先で「モバイルVカード」、もしくは現行のプラスチックカードのTカードを提示すれば、新生「Vポイント」を貯めて使うことができる(将来的には店頭でのプラスチックカードの提示は取りやめ、「モバイルVカード」に一本化する予定)。また、「モバイルVカード」を提示し、三井住友カードで決済した場合は、ショッピングポイントと決済ポイントのダブルで「Vポイント」が貯まる。なお、電子マネーの「Tマネー」も、名称を「Vマネー」に変更する。

ポイントとVポイントを連携するとポイントを合算できる

これまでと異なる種類のデータを収集
マーケティング分析の精度を高める

現在のTポイントとVポイントの利用状況はかなり異なる。例えばVポイント会員が1年間に貯めるポイント数は、Tポイントの約8倍。Tポイントは日常の比較的少額なショッピングで貯められているのに対し、Vポイントは航空機の搭乗や旅行など高額決済で発生していることが多い。そもそもTポイントはショッピングポイントであり、Vポイントは決済に紐づいているという違いもある。

提携先からポイント原資を負担してもらうTポイントと、決済の対価としてポイントを付与するVポイントではポイント原資の構造も異なるが、すでに複数の分科会が立ち上がるなどして、サービスの開始、その後に向けた調整を図っているところだ。統合の発表後はSMCCとの営業連携により新たな提携社の獲得も目立っているところだ。コンビニエンスストアでの決済利用で高還元のポイント付与が可能になるなど、これまでのTポイントでは実現できなかった取り組みも形になる。

CCCMKHD 取締役 COO 兼 アライアンスコンサル本部長 本多尚彦氏は、「われわれがこれまで扱ってきたものと種類の異なるデータを、1,600万人分収集できるようになることで、提携先に対して、より精度の高いマーケディング支援ができるようになるのは間違いありません。技術的にできることはたくさんありますが、前提として個人情報の取り扱いに最大限配慮することが必要です。その部分をオールクリアした上で事業化に臨みます」と話す。

SMCCではデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」を提供しており、マーケティングデータの分析・活用に関する多くの知見を持っている。本多氏はこの分野でのSMCCとの連携も、今後さらに深めていきたいとしている。

史上最大の広告を出稿へ
新生「Vポイント」の周知を徹底

新生「Vポイント」のスムーズな滑り出しを図るため、両社は「Vポイント カウントダウン祭」と銘打ち、ローンチの前日まで多種多様なキャンペーンを展開中だ。例えば「モバイルTカード」新規登録で10倍、利用で2倍のTポイントプレゼント、エントリーした上で対象店舗でタッチ決済を利用すると10%のVポイント還元など。CCCMKHDは、新生「Vポイント」ローンチの前後には、「多数のメディアを使い史上最大の広告出稿を行う」(本多氏)という。

誕生から20周年を迎えたTポイントが大きな変貌を遂げるこの4月、誕生から40周年のTSUTAYAは「SHIBUYA TSUTAYA」のリニューアルオープンを迎える。「CCCグループ全体がアップデートする節目の月になる。利用者の皆様の期待に応えたい」と本多氏は襟を正した。

冊子「決済・金融・流通サービスの強化書2024」より

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