2024年5月15日8:50
日本では、「青と黄色のVポイント」開始や主要ポイントサービスのリニューアル、グループ共通ポイントの広がりなど、ポイントサービスを巡る動きが注目されている。キャッシュレスサービス「PayPay」を展開するPayPayでは、「PayPayポイント」を展開しており、 2022年度は6,000億ものポイントを発行している。PayPayポイントは、「PayPay」での支払いが可能な店舗や「Yahoo!ショッピング」などのネットサービスでの支払い、およびPayPayや加盟店が実施する各種キャンペーン、「PayPayポイントアップ店」での付与などさまざまなシーンで獲得できるポイントとなる。同ポイントの強みや「PayPayポイントアップ店」の取り組みなどについて、PayPayに説明してもらった。
池谷貴
マーケティング戦略に合わせてポイント付与を設計
多彩なPayPayポイントの優位点
――「PayPayポイント」は共通ポイントを代表する企業に数えられるが、これまでの成果を聞きたい。
PayPay:2023年9月より、加盟店による販促を支援する新たな取り組み「PayPayポイントアップ店」を開始し、「モンテアプリ」「エディオンネットショップ」など多様な加盟店で実施いただいています。一律の単なるポイント付与施策ではなく、ご一緒させていただく企業や加盟店の課題やマーケティング戦略に寄り添って、ポイント付与の設計をしていただけています。
――ポイントアップ店の広がりについては?
PayPay:全国各地でPayPayが利用できることを武器に、PayPayポイントアップ店の施策が地方の加盟店にも広がりをみせています。効率的な店舗運営という観点でオンラインストアへの集約を図りたい加盟店も増えており、オンラインストア限定などでご利用いただき、リアルな店舗からオンラインストアへの送客にも活用いただいています。また、PayPayとしても、既存ユーザーの満足度向上や決済金額向上にもつながっています。
――PayPayポイントの他のポイントに比べての優位点は?
PayPay:ユーザーにとっては、有効期限がないため、ユーザーが好きなタイミングでポイントを使えます。また、PayPayポイントを活用できる場所や手段が豊富です。加盟店にて決済時に利用できるのはもちろん、ポイント運用や資産運用、保険、携帯電話料金(ソフトバンク)の支払いにも利用できます。ポイント利用額に対しても、ポイントが付与されるのも特徴です。
さらに、決済、ポイント運用、資産運用、オンラインショッピング、貯まったポイント数の確認、付与予定のポイント数の確認など、すべてPayPayアプリ内で完結できます。
クレジットカードの「PayPayカードゴールド」では、PayPayステップの条件をクリアすれば、アプリまたはカードで買物する度に常時最大2%のポイントが付与され、キャンペーン分の付与以外はポイント付与の上限がありません。
さらに、全国各地で自治体と数多くのキャンペーンを実施しています。
EC各社との取り組みも強化しており、Yahoo!ショッピングやLOHACOとの連携はもちろんのこと、AmazonやTemu、Qoo10など、多様な店舗でPayPayでの支払いポイントを貯めていただくことが可能です。
加盟店に対しては、PayPayでは、「PayPayポイントアップ店」以外にも、DXをサポートするため「PayPayマイストアライトプラン」という取り組みを行ってます。加入していただくことで、加盟店単位・店舗単位で独自のクーポンやスタンプカードを発行し、効果的に売上・集客アップにつなげることができます。
「PayPayポイントアップ店」「PayPayクーポン」や「PayPayスタンプカード」などを組み合わせて、アプリの登録ユーザー数6,304万人(2023年度末)を対象に、自社サービスを訴求することが可能です。
未開拓市場への働きかけも強化
PayPay支払い以外でもポイント付与
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