2024年6月17日7:10
アントインターナショナルは、UEFA EURO 2024の公式スポンサーとして、同社が運営するクロスボーダーモバイル決済デジタルプラットフォームAlipay+(アリペイプラス)の提携Eウォレット各社とともに、加盟店ネットワークの拡大を発表した。これは大会期間中の観光客増加に備えた取り組みであり、Alipay+提携Eウォレットユーザー向けの特典やキャンペーンも同時期に導入する予定だ。Alipay+は世界各地の加盟店ネットワークを通じて、世界中のサッカーファンや観光客に便利な決済体験と様々な特典を提供することで、UEFA EURO 2024をサポートする。
2024年6月現在、ヨーロッパには40万以上のAlipay+加盟店があり、これらの店舗はAlipay+が提携する14の海外Eウォレットおよび銀行アプリによる決済に対応している。さらに、Alipay+とBluecodeとの提携により、ドイツとオーストリアにある370の銀行ユーザーもデジタル決済が可能だ。Alipay+の提携Eウォレットユーザーは、ベルリンのショッピングモールKaDeWeなどを含む商業施設や小売チェーン、コンビニエンスストア、空港、免税店、飲食店、観光地など、さまざまな場所で決済を行うことができる。
この夏、Alipay+はフランスの銀行クレディ・ミュチュエル(Credit Mutuel)と提携し、Max Maraなどの現地小売チェーン、ホテル、レストラン、パリ2024オリンピック開催会場近くにある500以上の中小規模商店でAlipay+を通じたモバイル決済が可能になる。さらに、オリンピック期間中の観光客増加に備え、EU最大のタクシー会社G7もAlipay+加盟店として観光客を決済で支援する。Printemps、Galeries Lafayette、La Valleeなどの現地のショッピング街や商業施設もAlipay+を導入し、パリを訪れる観光客の買い物体験をより便利にしているそうだ。
イギリスでは、決済大手DNA Paymentsとの提携により、Harrods、Liberty London、Selfridgesなどの高級小売チェーンを含む5万店以上がAlipay+の加盟店に加わった。スペインでは、ショッピング街Boqueria Market BarcelonaがAlipay+を導入し、Alipay+の提携Eウォレットユーザーは、特典を活用しながら食事や買い物ができる。また、イタリアの決済大手Worldline Italiaとの提携強化を通じて、Android POS端末がAlipay+対応になり、ヨーロッパ各地にある数千を超える店舗、レストラン、観光地で、アジアからの観光客は決済を行うことができるようになった。
なお、今年の2月から6月までの期間、アントインターナショナルはパートナーとともに、「ゴール・ビヨンド(Goal Beyond)」というプロモーションキャンペーンを実施し、2,000枚を超えるUEFA EURO 2024の観戦チケットを抽選でユーザーに提供した。
ヨーロッパでは、イタリア、フランス、オランダ、英国、オーストリア、ドイツにおいて同抽選キャンペーンを行い、400枚以上のチケットを提供した。さらに、ドイツとオーストリアでは、BluecodeまたはOne Footballアプリを使用して決済を行ったユーザーを対象に、400枚以上の観戦チケットを抽選で提供した。アジアでも、今年2月初旬から5月末までUEFA EURO 2024のキャンペーンを実施し、AlipayHK(香港)、DANA(インドネシア)、GCash(フィリピン)、Kakao Pay(韓国)、MPay(マカオ)、OCBC Digital(シンガポール)、Touch 'n Go Eウォレット(マレーシア)、TrueMoney(タイ)などのAlipay+提携Eウォレットが参加した。
これらのキャンペーンには、観戦チケットの抽選に加え、アプリ内のフットボールミニゲーム、バウチャー、為替レート特典なども含まれており、これらの一連のキャンペーンは7億以上のエンゲージメントを獲得したそうだ。
アジアにおける加盟店ネットワーク拡大
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