2011年6月2日9:00
人ではなく車両ごとに発行するカードをフリートカードという。目的は給油や車両整備専用である。
従来フリートカードといえば、後払いのクレジットカードだった。掛売りをクレジットカード払いにシフトしていたというのが実態だ。
このフリートカードを、前払いのプリペイドカードで実現したのが英国のキャッシュプラス(Cashplus)である。プリペイドカードなので与信が不要。起業したばかりのベンチャーや個人事業主にも発行できる。
キャッシュプラスのプリペイドカードはMasterCardブランドつき。MasterCardが使えるガソリンスタンドや整備工場ならどこでも使うことができる。
車両管理者向けには、リアルタイムでトランザクションが確認でき、残高を照会できるオンラインサービスを提供している。これによってフリートカードの不正利用を防止できるようになった。
車両専用のフリートカードにもプリペイドの時代が到来した。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。