2024年11月2日7:45
TOUCH TO GO(TTG)とネクスコ東日本エリアトラクト(以下、エリアトラクト)は、NEXCO東日本(東日本高速道路)の事業エリア内のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)における店舗の省人化に向けた戦略的パートナーとして業務提携に合意したと発表した。
その第一歩として、上信越自動車道 東部湯の丸SA(下り線)に、TTGが開発した無人決済システム「TTG-SENSE MICRO W」を導入した24時間営業の店舗を2024年11月21日11時にオープンする。無人決済システムの仕組みは、天井のカメラによる人物捕捉を行うとともに、棚のセンサーでどの商品が手に取られたかを認証するため、レジで商品読み取りをせずに会計が可能だ。会員登録や専用アプリも不要でショッピングできる。一方で、運営にとって必要不可欠なレジ業務を自動化することで、スタッフの業務を効率化するという。
SA・PAにおいても担い手不足への対応は重要な課題であり、スタッフを配置した従来どおりの営業では、時期による利用状況の変動に応じた営業や、夜間の営業の維持・拡大が難しいという課題を抱えている。今後、顧客サービスを維持・向上させていくためには、イノベーションによる店舗の運営効率の向上や、従来にないさまざまな営業形態・販売方法を検討していく必要があるという。
このような課題に対し、TTGの無人決済システムを活用することで、担い手不足の解消とともに、スタッフを配置しない営業により、顧客ニーズにあわせたサービスの可能性が広がるという。
今後は、エリアトラクトが運営する施設でTTGの無人決済システムの強みを活かし、従来の有人店舗では困難であった営業を可能にし、顧客サービスの向上と地域社会への貢献を目指すという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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