2024年12月20日7:55
クレジットカードの不正利用対策へ向けたソリューションを提供するアクルは、エス・ワイ・エス(SYS)が展開する宿泊予約システム「OPTIMA BOOKING」と宿泊施設に特化したレストラン・アクティビティ予約システム「OPTIMA CROSS」にクレジットカード不正検知・認証システム「ASUKA」の全面提供を2024年12月より開始した。これにより「OPTIMA」でのクレジットカード不正利用の撲滅を推進するという。
「OPTIMA BOOKING」は、従来製品の抱えていた課題を解消し、直販予約の最大化を目的とした予約システムだ。すでに2,000施設以上の宿泊施設で利用され、導入後のCVRの改善や直販比率向上効果は高い評価を得ている。2024年4月には、宿泊施設に特化したレストラン・アクティビティ予約システム「OPTIMA CROSS」をリリースしている。
すでにOPTIMAでは独自の不正対策やEMV 3-Dセキュアを導入して対策を講じているが、それでも不正利用が収まっていない状況が続いているそうだ。不正利用が発生することで真正な利用者の利用阻害につながることもあり、今回の「ASUKA」の提供につながった。
OPTIMA利用の宿泊事業者がより効率的かつ効果的に不正対策を行う環境を整えるべく、アクル提供の「ASUKA」を活用しながら、より高い次元での不正対策を実現していくことをアクルとSYSで目指している。
なお、「ASUKA」は物販ECをはじめ、旅行、サービスなど3万サイト以上のECカード加盟店に導入されているクレジットカードの不正検知・認証ツールだ。EMV 3-Dセキュアを併用した不正利用対策をはじめ、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックの対策として活用されている。