中部国際空港島や周辺地域で「顔情報プラットフォーム」実証実験(パナソニック コネクト等)

2025年1月21日7:10

パナソニック コネクトは、中部国際空港島及び周辺地域で、暮らし・仕事・観光など生活圏をまたがるさまざまなサービスを1つの生体情報で利用可能にする、「常滑の街が笑顔でつながる!顔認証で遊んで・買って・体験しよう!!」と題した実証実験を2025年1月27日~2月28日に実施すると発表した。具体的には、エリアの生活圏全体で共有する「顔情報プラットフォーム」を構築し、複数の事業者の顔認証基盤ともシステム連携することによって、顔認証活用に伴うサービス利用者・提供者両方の煩雑さを解消する生体認証プラットフォームの実装を目指す検証を行うという。

愛知県常滑市 中部国際空港島及び周辺地域において「ひとつの生体情報」で暮らし・仕事・遊びの生活圏全体がつながる先進的な生体認証の実証実験を実施(パナソニックコネクト等)

なお、同実証実験は、「あいちデジタルアイランドプロジェクト」の一環として、愛知県から委託を受けて実施する。

同実証では、観光・移動などを例に、サービスごとに異なる顔認証基盤・システムを連携させることで、利用者は1度の顔登録でさまざまなサービスを受けられる。企業などのサービス提供者側も、システム連携することによって、顔認証基盤を個別に開発・実装する負荷が低減するそうだ。

愛知県では、2026年に開催されるアジア競技大会などを見据え、海外からのゲートウェイとなる中部国際空港島および周辺地域を、「革新的事業・サービスのオープンイノベーションフィールド」として位置づけ、2030年に普及が見込まれる各種サービスやソリューションの早期社会実装を目指す。その取り組みの1つとされているのが、本人確認や決済のスマート化を通してエリアの活性化を目指す生体認証システム実証事業だ。

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