2023年3月30日19:03
パナソニック コネクトは、マイナンバーカードや運転免許証のICチップの読み取りに顔認証を組み合わせることで、セキュアかつスピーディーで厳格なオンラインでの本人確認を可能にする「KPASクラウド 本人確認クイック」を、2023年3月30日より提供開始した。資格受験やオフィス・車のシェアリングサービス等といった、オンラインでの本人確認シーンに活用してもらうことで、サービスの利便性向上と業務効率化につなげてもらいとした。
2018年の犯罪収益移転防止法施行規則改正で、eKYCによるオンライン上での本人確認が可能となった。これを受けて、金融・不動産などの厳格な本人確認が必要な業界では、マイナンバーカードや運転免許証といった本人確認書類を用いたオンラインでの本人確認の利用が拡大している。このようなオンラインでの本人確認は、厳格性と利便性の点からオンライン試験での受験者確認、オフィス・車などのシェアリングサービス、人材、スキル、空間などのマッチングサービスへの会員登録等、本人確認を必要とするさまざまなデジタルサービスにおいても需要が高まっている。特に、これらのサービスでは運営における業務効率化と、手続きの即時性や使いやすさなど利便性の両面が求められていた。
パナソニック コネクトは、2020年に全国の医療機関・薬局向け「顔認証付きカードリーダー(マイナンバーカード対応)」を発表し、オンライン資格確認の端末としてこれまでに約11万台以上採用され、50%を超えるシェアを獲得しているそうだ(2023年3月末時点)。同技術を応用し、2022年よりさまざまな業界での対面による本人確認業務の効率化を支援する「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」も提供してきたという。
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ペイメントナビ編集部
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