2011年6月27日16:40
ペイパルジャパンと三井住友カードは、「PayPal(ペイパル)」 と三井住友カードの顧客サービス向上とオンライン決済事業発展を目的として、日本国内におけるペイパルビジネスの事業展開に関して、PayPal Pte. Ltd.と三井住友カードが戦略的な提携を検討することで合意したと発表した。日本におけるペイパルとカード会社との戦略的提携は初の試みとなる。
ペイパルは、世界最大級のオンライン決済サービス。アカウント開設時にクレジット情報や住所などを一度登録すれば、以降はメールアドレスとパスワードのみで決済が可能となる。そのため、クレジットカード番号などをオンラインショップに開示することなく買い物ができる。現在、世界190の国と地域で25の通貨に対応し、約9,800万のアクティブアカウントの利用者を保持している。
両社の業務提携の第一弾として、三井住友カードは、2011年10月を目処に三井住友カード会員に向けて、ペイパルユーザーの募集を開始する予定だ。また、ペイパル加盟店の開拓、モバイル決済サービスや送金サービスの将来的な開発・提供などについても、両社で検討を進めていく予定である。
両社は、ペイパルが誇るグローバルなビジネス基盤と、三井住友カードが持つカードビジネスで培ったノウハウおよび日本国内における顧客基盤の相乗効果を図ることで、決済ビジネスにおける先進的かつ付加価値の高いサービスの実現を目指すという。