2025年1月31日7:40
TISは、デジタルの力で次世代エネルギー社会の実現を目指す脱炭素ソリューション「Carbony」のOCPIに対応したEV充電制御モジュール機能が、トヨタファイナンシャルサービスが提供するTOYOTA Walletアプリ内の「EV充電サービス」のEV充電器連携機能に採用されたと発表した。
「Carbony」は、デジタルの力によってマルチステークホルダーと脱炭素を共創し、持続可能で豊かな次世代エネルギーの実現をコンセプトとする脱炭素ソリューションブランドだ。脱炭素社会のキーファクターであるEV充電技術の中で、これまで国内では各社固有のインターフェース開発が進められてきたが、将来的に規格が統一されことを見据え、欧州規格(OCPP/OCPI)・国内規格(ECHONET-Lite※3)の双方で対応できるEV充電器基盤の開発に取り組んできた。
トヨタファイナンシャルサービスが提供するEV充電ミニアプリ「EV充電サービス」は、TOYOTA Walletの利用者が全国1,000カ所を超える充電スタンドで利用可能だ。スマートフォンから充電スタンドに設置された二次元コードを読み取り、簡易な操作を行うことでキャッシュレスでEV充電が行える。
今回TISは、「EV充電サービス」のシステム基盤の改修に伴い、「Carbony」が持つ OCPI標準プロトコルに対応したEV充電制御モジュール機能を提供した。TOYOTA Walletを通じてEV充電プロバイダであるエネチェンジとの連携を実現したことにより、接続可能なEV充電器の数が増加、利用できるEV充電スタンドの数が約1,000口から約6,000口となることで、利用者の利便性が向上するそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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