ASEAN5カ国目となるマレーシアで金融事業へ参入(ジャックス)

2025年2月10日7:30

ジャックスは、マレーシアの現地法人であるCarsome Sdn.Bhd.の傘下でファイナンス会社を運営するCarsome Capital Sdn.Bhd.(Capital 社)の株式49%を取得し、apital 社の経営に参画することを決定したと発表した。

ジャックスは、「アジアのコンシューマーファイナンスカンパニーとしてトップブランドを確立する」という長期ビジョンの実現に向け、成長領域と位置付ける海外事業の拡大を目指して、ASEAN 加盟国5カ国目となるマレーシアへ進出する。

マレーシアは、コロナ禍以降名目GDPが右肩上がりで伸びており、2023 年の経済成長率(実質)は4%程で推移している(参考:外務省ホームページ「マレーシア基礎データ」)。

そのような中、Carsome はマレーシアを中心にシンガポール、タイおよびインドネシアなどで中古車ネットオークションプラットフォームを運営するマレーシア初のユニコーン企業となるそうだ。マレーシア国内における中古車市場の約25%となる年間12 万台以上の流通を担っており、現在も毎年10%程度のペースで販売台数が増加している。

また、Capital 社はCarsome が運営するファイナンス会社であり、Carsome の直営店におけるリテールファイナンスやディーラー向けのホールセールファイナンスを提供しており、Carsome の販売台数の増加に伴い、取り扱いが拡大しているそうだ。

これらの成長性を鑑み、Carsome は、三菱 UFJ フィナンシャル・グループの連結子会社である三菱 UFJ イノベーション・パートナーズが運営するファンドの三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ1号投資事業組合などから出資を受けている。

両社は、マレーシアにおける今後の中古車市場の拡大とともに大きく成長が見込める企業であり、ジャックスが 70 年に渡って培ってきた販売金融(割賦)事業のノウハウを提供することや、MUFG グループとしてのシナジーにより、協働で事業の拡大を進めることができるとしている。

ジャックスは、Carsome との戦略的パートナーシップに基づき、将来の成長をけん引する収益基盤を確立させるべく、今後はマレーシア以外の国においても新規進出に向けた検討を重ねていく。

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ペイメントナビ編集部

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