2025年3月27日12:21
デジタルガレージは、B2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」 において新たにユーザーが無料で使える受取請求書の管理機能を追加した。同機能によって、ユーザーはメールや郵送で受け取ったすべての請求書をクラウド上で一元管理することができ、請求書保管業務の効率化と同時に電子帳簿保存法に対応することが可能になったそうだ。

日本企業の9割以上を占める中小企業において、業界特有の商習慣による資金繰りや人手不足に課題を抱えるケースが少なくないという。その状況下で、2024年に完全義務化された改正電子帳簿保存法(電帳法)への対応に関しては、中小企業における未完了率は高く、電帳法への対応に伴う懸念事項として約7割の会社が“業務負担の増加”を挙げている。
上記背景のもと、同社は資金繰り改善をサポートする「DGFT請求書カード払い」の新機能として、手間をかけずに請求書を電子帳簿保存法に対応した形で保管できる機能を拡充した。
「DGFT請求書カード払い」上で請求書のクラウド管理からカード決済までをワンストップで提供することで、請求書業務全体のDXと資金繰り改善につなげる。
「受取請求書の管理機能」は、紙の請求書の画像データ、もしくはPDFデータをクラウド上へアップロードする。また、AI-OCRが請求書データを自動で読取り、支払月別にデータを一覧化する。さらに、各請求書の支払ステータスを一覧上で管理可能だ。
デジタルガレージは、「DGFT請求書カード払い」のさらなる機能アップデートを通じて、B2B取引におけるキャッシュレス化、業務効率化、資金繰り改善を同時に行える中小事業者向けのB2B決済プラットフォームへと成長させたいとした。加えて、B2B取引における決済データを蓄積し、今後のデータビジネスへと発展させていくそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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